フリウの流儀 -353ページ目

フリウの香り

義志が手掛ける新店舗「フリウ」は、今日で無事2日目を終えました。

本日もたくさんのお客様にご来店頂きまたこと、心より御礼申し上げます。


しかし、まだご都合がつかずにご来店頂けない方や

遠方の為ご来店が難しい方もいらしゃるかと思います。

そこで、今日から数回にかけて、フリウという店を少しずつ

このブログでご紹介していきたいと思います。


まずは、枡のお話から。


フリウの店に入ると、まず目に入るのが、
店の中央にたくさん並べられた枡の箱です。

整然と並んだ枡の箱には、服や装飾品、道具や玩具など、
様々な品がディスプレイされています。


フリウの流儀

この枡たちは、もちろん、フリウの特注です。

フリウは木と石と紙の質感を軸に、簡素ですっきりとした内装を心がけました。

なぜなら、置いている商品のアクが強いからです(笑)。


しかし、「木と石と紙の質感を軸に」などと言いながら、
フリウは「ナチュラル」な癒しを求めるような店ではありません。
正直なところ、そのようなことにはあまり興味がなかったりします・・・
求めるものは、むしろ、刺激です!

そこで、まずは木の要素で、切れ味の鋭い空間を演出してくれるものとして、
枡を使おうということになったのです。


全国の枡の生産の9割を占める岐阜県大垣市。

そんな枡の生産で有名な大垣市でも、

枡の生産のみを生業とする会社は5社程度しかないそうです。


その中の一社で、今回のフリウ出店にあたり、代表・緒方のわがままを

深い懐で受け止めてくれたのが、大橋量器さんです。


フリウの流儀


フリウでは、指輪や高級つけ爪などの小さな装飾品も扱うため、

商品を保護するためのガラス蓋が付いた枡の箱が必要でした。

そんな要望を、大橋量器さんは的確に汲んでくれ、

見事な出来栄えの箱を短い納期でこさえてくれました。

フリウの流儀

最高級の枡といえば

使用する素材は木曽檜。

この枡箱にももちろん木曽檜が使用されています。


木曽檜は木目が細かく、

かつ真っ直ぐな線を持つため

上等な枡を造るには欠かせない素材です。


木曽檜により枡の美しさが益々増すのです。


檜が香るフリウ店内の完成は、

そんな大橋量器さんの全面協力の賜物でした。

大橋社長、改めましてありがとうございます。


フリウの流儀


刺激を求める私たちも、

この香りにはついつい癒されてしまいます。

フリウの香りは檜の香り。

皆様のご来店お待ちしております。



フリウ店長 梅野良介