今日は午前中、穴田久美子さんというフィリピン在住歴20年以上になるお方とお会いしました。
フィリピンでNHKやTBS、共同通信等のメディアを中心とした通訳やコーディネーター等をやられている40歳から50歳くらい(?)の元気でパワフルな女性の方で、フィリピンに関する色んなことを教えてもらいました。
元々、北海道の地方新聞の記者で、フィリピン大学の社会福祉学で学ばれ、そのままフィリピンで日本企業やメディア等のサポートを中心にお仕事されている方なんですが、「へ~色んな生き方があるんだなあ!!」と久美子さんの生きざまに感銘を受けました。
名刺を頂きましたが、個人で色々やられているため肩書がないんです。
でもお金も稼いで、フィリピンのNGO等の取材を通して世界に発信し、日本人とフィリピン社会を繋げる役目を果たされている・・・。
目立とうとか、自分の人気を得るためとかじゃなくて、なんかこういう影の存在でありながら、型にはまらず強く生きていく人、大好きです。
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ちょっとフィリピンの復興支援の話とは関係ないのですが、面白いお話を伺ったので1つ。
よく巷では「グローバル人材の育成」が急務といわれていますが、ある日本の大手企業の重機メーカーが、「グローバル人材育成戦略」を行ったそうです。
新卒社員に英語を勉強させたり、研修したりして3年後、日本の若手社員をアフリカやチリ等の世界各国に派遣し、機械のメンテナンス等をする駐在員に育て上げようとしたそうです。
3年間経ちましたが、誰ひとりとして駐在員に行きたがらず、任命された男の子の親が来て、一緒に行かないように説得しにきたり、辞職願いを出す人もいたらしいんです。
その重機メーカーの人事の方は困りました。
そんな時、世界各国の現場に行って、気づいたようです。
なんとフィリピン人の多いことか!
そこでその日本企業はフィリピンに駐在員になるためのトレーニングセンターをつくり、同じように3年間訓練をして、世界各国に派遣しようとしました。
20人の訓練生の中、19人、飛び立っていったようです。
もう今年で6年目、その重機メーカーは日本ではなくフィリピン人の青年にグローバル化を託しています。
フィリピン人にとって、日系企業で海外派遣となると、普段の給料とは比べ物にならないほどの額を頂けるからというのが一番の理由らしいのですが、この逞しさ、これなんですね、僕のフィリピンに対する畏敬の念。
「グローバル人材育成」が今の教育や企業間ではキーワードのように使われており、論理的思考力だのなんだの小難しいお話が多いようですが、なんかもっと本質は単純で、人間の根幹部分とつながっているような気がします。
もちろん海外に出ればいいというわけではありませんし、日本の中でも多くのことができます。
「どこで」よりも「なに」を「なぜ」するかの方が大事だと思います。
でも、この「生命力」「逞しさ」「勇敢さ」・・・僕は個人的に見習いたいです。