あれはメアリーの学校からアボカドを買いに歩いて30分ほどあるスーパーマーケットに行った帰りがけのことでした。
・・・
確かまだ夕方にはなってなく、太陽がでていたことを覚えています。
音楽をi-podで聴きながら道の横を歩いていると、目の前に超デカいカエルがひかれてペチャッってなっていたんです。
(ぐわぁっ!!!)
カエルが大の苦手な小生はサッとよけて通ろうと歩く方向を少し変えました。
その時です!!
後ろからバイクが走ってきて、右ハンドルが僕の左ひじにぶつかりました!!!
(イタッ!!!)
左ひじをぶつけられて激痛が走ったのですが、それどころじゃない光景を見てしまいました!
なんとぶつかってきたバイクの若いアンちゃんが、コントロールを失い、まるでアクション映画のようにバイクから転倒し、バンバンバンッて転げていったんです!!!
それも運動場の半分くらい!!!
(うわぁ~!!?なんてこった?!!)
見るとズボンとか破れて腕や足から血が流れて倒れています・・・。
(・・・。)
本当にヤバいと思いました。
でも次の瞬間、そのアンちゃんはシュパッと立ち上がり、僕に向かって歩きながら罵声を浴びせてきたんです!
「ペルパラチャルペラチョリぺルーゴ!!」
めっちゃ怒ってるんですけど、スペイン語で何言ってるかわかりません!!
(やばいっ・・・。これ俺が悪くなってしまう・・・。)
こっちも、その気迫に負けじと被害者のようにチョー痛そうなオーバーアピール!
でも明らかに向こうの方が傷だらけで痛そうなんです!!!
いっぱい住民が集まってきました!!
(やべ~っ!!!マジやってしまった!!!これは事故だ!!)
そんな中、アンちゃんは車に乗せられ病院に連れていかれました。
集まってきた住民は何やら話していますが、いかんせんスペイン語!!!
(あ~もうわからん!!やべ~!!!)
でもよく見ると誰も焦ってないんです。
(あれれ??)
かたごとのスペイン語で「これからどうすればいいんだ?」と聞いてみました。
事故現場の検証とかあると思っていたんです。
でも妙にそんなことをする気配がないんです。
(あれれ?)
・・・
「私は去ることができますか?」
かたごとのスペイン語で恐る恐る聞いてみました。
すると何人かのおばちゃんが「あれまだいたの?行け行け」みたいな仕草をするんです。
(はれ…??)
僕は恐る恐るその場を去りました。
どうやら現場検証とかそんなもの無いみたいなんです。
拍子抜けて、いつの間にかひじの痛みも忘れかけていました。
(え~よかったとかいな・・・。)
・・・
それから数日間、小心者の僕はちょっと怖くてその通りを歩けませんでした。
でも何の音沙汰もないんです・・・。
・・・
忘れかけてた2週間後、買い出しにタウンに行った時のこと。
肩に腕にバンソウコウを貼りまくった、どこかで見覚えのある兄ちゃんにばったり遭遇しました。
(あれ?あっ・・・あぁ~!!!)
よかった!!
ちゃんと生きてた!!!
・・・
僕は思わず抱きついてしまいました。
(いや~ホントよかったぁ~・・・)
・・・
皆さん、道を歩きながら音楽を聴くとき、気をつけましょう。
バイクは歩行者との間の距離をしっかり考慮しましょう。
カエルに気をつけて運転しましょう。
