息子の将来の夢はプロ野球選手だという。しかし、身体が小さく線も細い息子には無理だ。少年野球チームには入っていない。入団すると土日祝日が完全につぶれてしまう。家族も全面的に支援する必要があり、ある程度の覚悟が必要だ。
息子には学力と学歴をつけたうえで社会に出てほしいと思う。その前に中学受験をして私立中学に入学し、6年間の一貫教育のなかで人間形成と大学受験への準備をしてほしいと思っている。
最も避けたいのは、好きなことを好きなまでやり、あとに何も残らないということだ(例えば、小学生から高校生まで野球をやった結果、引退後に学力不足で進路がどうにもならないというパターン)。私自身もスポーツをしてきたので、そのような例をいくつも見てきている。もちろん、好きなことをやらせてあげたいという親心はあるが……。
野球は中学に入ってから本格的にやろうという約束をしている。それまでは、私とキャッチボールしたりバッティングセンターに行ったりして技術を磨こう。
「プロ野球選手になったら給料の3割を分けてあげる」と目を輝かせて話す息子を前に複雑な気持ちになるのであった。