帰りぎわ、檸檬の話をしたら何か読みたくなっちゃって
立ち読みしてきちゃった
や、立ち読みで読了できちゃうページ数ですしね。
なんだろう。今生きてたら有名ブロガーだったり、コピーライターだったりするかもしれない。
私は好きだ。
ただ、あれを読んで『なにこれ?』と想う人もいるのかもなあ。
実際昔お友達だった北海道に住んでる9歳上のお姉さんと話してた時、何かの話で、担任の先生の語った檸檬の話をしたら、
『いい先生だね。私高校生の時、梶井基次郎の檸檬が好きですって言ったらおかしいって言われたんだよね』
と言ってて。
その先生はあの作品が感性と合わなかったんだろう。
でも教育者が否定しちゃダメだ。
それを言うと感性の幅広い人に恵まれてるなあ、あたし。
高校の檸檬の話をした先生はね、かなりの読書家で、古典の話をしてても当時の恋愛事情だとかも引っ張ってきて話す。
他の国語の先生には『清少納言もかくあらん』みたいに絶賛だった。
この頃かなあ。私が読書感想文とかフリーダムに書き出したの。
まあ、それまでもたまに読書感想文、佳作とかはもらってたんだけどさ。結構型にはまったこと書いてて。
連休中の宿題か何かで『青が散る』(宮本輝)の感想文を書いたことがあったのだけど、話自体はそんなにすきではなかった。というより
主人公である男女が嫌いだった。
主人公を好きなのに他の男と結婚した、レモンケーキが好きなおんなのこと。自殺の家系、その血に怯えながら血の呪縛に負けた主人公の友人の男の子が好きで。
如何に主人公が嫌いでその脇役である二人が好きかを書き綴り。
脇役二人についての感想をひたすら書いたのだけど。
先生の感想で『○○君は人をよく見てるんだなと想いました』とあって。
そんな先生が一番よく見てると想うけど。
他は自分がその話に想うテーマについて考えてることをたまに話と絡めながらも、ひたすら書き綴り続けるという。
『切り口が皆とは違っててね、面白い』と言ってくれる先生が半数で。
思えば恵まれた環境だよな、と思う。
だってね。
あらすじ書き写すの
嫌いなの。面倒だし。
あらすじ書かなくても本の後ろに書いてるしね。
時間の無駄やん?
それにしても
檸檬か。レモンキーワード多いな。
先週だかその前だかに、PC用の壁紙レモンにしちゃってたしねえ。
まさか檸檬について語ることになろうとはね。