侍を育てる
人材育成で困っていると、よく相談があります。特に、「指示待ち部下が多い。」という意見が最近は多く相談されます。上司の指示が多い程、部下は指示待ちの体制になります。そのような上司に限って、「余計な事をするな。」などと言い、ますます部下は指示待ち状態になります。上司は知見があるから、答えだけを言うんです。部下に考えさせない。「最近の若者は、指示待ちだから嫌になっちゃう。」なんて愚痴を言うんです。これ、軍隊と同じなんです。「上官、終わりました。 次は、何をしますか?」って。「今はやることがないから、休んどけ。」って。部下は、いつまでも休みます。 だって、上官が次の指示をしないから。軍隊にしちゃ駄目なんです。侍を育てないと。侍は、自分のやる事をわきまえています。 指示なんか、必要ないのです。戦いがなくても、戦いに備えて鍛えます。勤勉です。やってはならないことも、わきまえています。恥を嫌います。 だから、恥ずかしいことはしません。誰も見ていない所で努力します。では、どうやって侍を育てるのか。指示ばかりせず、部下に考えさせるのです。とことん考えさせます。失敗もさせます。失敗から得たことを言わせます。侍を育てるのは、時間がかかります。指示するのは簡単。 育てるのは、何年もかけるのです。