先日、ヒストグラムの描き方と標準偏差の出し方を教えて欲しいとリクエストがありました。

んー、違和感しかありません。 「今どき、そんな事を習いたい人居るの?」

リクエストをした人は、昭和の人です。 私も昭和生まれですが、時代について行っているつもりです。

昭和の時代は、Windowsが出始めた頃で、文書作成も日本語専用ワープロを使っていました。

グラフを自動で描く機能はごく限られており、ヒストグラムを描くのにも手順があり、最小値と最大値の差を7クラスぐらいに分け、それぞれのクラスに値を「正の字」もしくはトリーマークスという縦4本を5本目で横切るように斜め線を引くように、数え取りをしました。

それを鉛筆でグラフにするわけです。

令和の時代に、そんな事をする人は居ません。 データをAIに投げれば、グラフを描いてくれます。

標準偏差についても、電卓をたたかなくてもいい。

時代錯誤も甚だしい。

 

そんな事を思いながら、製造業のこれからについて今回は書いてみたいと思います。

結論を先に言うと、AIをどんどん採用し、自働化に投資をし続けるべきです。

品質の安定や、リードタイムの短縮、生産量のアップをするには自働化が必要です。

これは、令和になったからではなく、昭和の時代からやっていることです。

ただし、自働化がし難いこともあります。

  ・ロボットでできない作業(牡蠣の殻剥き)

  ・費用対効果が合わない(2年~5年で元が取れない)

こういった事から、人間の作業が残ってしまうこともあります。

ですが、工夫を凝らして、自働化を推進しています。 安易には、あきらめていません。

AIで出来る事もたくさんあります。 どんどん、AIにやらせるべきです。

工場内のデータを、どんどんAIに学習させて、最適化すべき箇所を洗い出すのです。

設計も同様。 もっとAIを使って、設計時間の短縮を図るべきです。

そういった進化を工場はどんどん取り入れなければ、世界の進化に取り残されます。

製造業のAI化と社会の変化

日本は少子化に歯止めがかかりません。 どんどん、労働人口が減ります。

少人数で付加価値の高いモノづくりをしなければなりません。

そんな事は、私が今更言うことでもないことです。

 

そんな状況の中、未だに物を運ぶだけの人が存在します。 そういう人が結構多い。

物流の改善が、一番効果を発揮します。

・ローラーに載せて、重力で移動させる。

・2回に分けて運び入れていた作業を、1回にする。

・自動搬送させる。(積み入れ、積み降ろしも自動。充電も自動)

幾らでも改善案はあるものです。

 

少子化だから外から人を呼ぶのではなく、少子化だから自働化です。

もっともっと、頭を使って自働化を推進しなければ、GDPも落ちていく一方です。

 

そして、もう一つ危惧しているのが、AIを使うがために人間が何も考えなくなる現象。

今後、「考える人」と「考えない人」の2分化が進みます。

世界中で起こる現象でしょう。

 

アメリカでは、AIで仕事が短縮されたがために、自分の仕事をわざとゆっくりやる人が増えているそうです。 定時まで、時間が持たないのです。

更には、AIをわざと使わない人が増加しているようです。 AIに仕事を奪われないための防衛策なのです。

 

これから、どんどん仕事がAIに奪われていきます。 それは、仕方の無いことです。

AIに仕事を奪われるのではなく、自分がAIを使う側にならなければなりません。

自分の価値が急速に下がる時代になったのです。

自分の付加価値を上げることを、常に考えなければならないのです。

 

「AIよりも役に立つ人財です」と言わなければなりません。