製造をしていると、どうしても人のミスというものが発生してしまいます。

人為的ミスを分類すると、過失と故意の大きく2つに分けられます。

人為的ミスの近道行動の分類図

今回は、その内の一つ“近道行動”についてお話しをします。

ご覧のように、“近道行動”というのは、故意に分類されています。

要は、わざとやっているということです。

実は、この故意にやっている行動が多いのです。

“やってはならない”と教わって知っているのに、普通にやっているのです。

なぜなら、その通りにやらない方が

    早い、簡単、安い

などの理由があるからです。

ですが、やってはならない理由というのが必ずあるのです。

だから、禁止をしているのです。

ですが、ほとんどの場合で、問題にならないことが多いのです。

恐らく、90~95%の確率で、問題になることは無いのです。

ですが、5~10%の確率で、取り返しのつかない問題が発生してしまうのです。

だから、時間がかかっても、面倒な手順を踏んでも、高くなっても、決められた手順ややり方でやらなければならないルールがあるのです。

 

その“取り返しのつかない事態に成り得る”という事が薄れて、違反行為が常態化した頃に問題が発生するのです。

 

人間は、怠惰な生き物です。

やらなければならない事はやらない。

やってはならない事はやる。

そういう状態に、簡単になってしまいます。

 

こういうことは、製造現場だけで起こっていることではありません。

 

磐越道での北越高校生を乗せたマイクロバス事故。

白バスを、なぜ手配したのか?

ここでも、近道行動的な気持ちが働いたのだと思います。

なぜ白バスはダメなのか?という理由がちゃんとあるのです。

それは、知っていたことだと思います。

 

世の中には、このような近道行動がまだまだあると思います。

どうやって、厳しく規制していくのか?

それは、日頃から遵法意識を高める教育を実施し、意識の高い人財を配置し、互いに指摘し合える環境を整えることです。

この風土は、力を抜くと、あっという間に下がります。

なぜなら、人間は怠惰な生き物だからです。

 

この事故には、怠惰な大人の問題点がたくさんあります。

大人がしっかりしなければ、子供は守られません。

近道には、危険がいっぱいです。

大人たちは、気を引き締めましょう。

近道行動による人為的ミス防止策