松下幸之助さんが、「社員は財産だ。 人財なんだ。 材料ではない。」と言われた時から、多くの会社で“人財”という字を使い始めました。
今現在では、“人財”の字を使う会社の方が多いくらいです。
ですが、ここ数年になって、やはり正しい字(元の通り)を使おうということで、人材に戻す企業も増えてきました。
私は、どちらの字でも良いと思っています。
肝心なのは、会社側の本心であって、人財を使う会社であっても、扱いが人材であれば同じことだと思うのです。 体裁を繕っているだけの会社も多いからです。
会社の中でも、人材として扱う人と人財として扱う人の差はあります。
こういう差別は無いのが理想ですが、心の中でどのように思っているのかわかりません。
逆に、会社側はどういう人財を欲しているのでしょうか?
会社経営者200人に聞いたアンケート結果を紹介します。
会社経営者は、真面目で言われた通りやる社員よりも、良く考えて、リスクを20%見越したうえで変化を起こす人物を採用したいようです。
言われた通りやる人は、言われたことしかやらない傾向にあるようです。
言われなければ、やりません。 そういった人は、人材です。
次に、やる気満々で行動力があり、知識の無い社員は、迷惑だそうです。
知識が無いので、思いついたことを突っ走ります。
数年も経つと、上司の言う事も聴かなくなり、周りを先導して突っ走ります。
結果、組織を破壊してしまうのです。
こういった人物が一番怖いのです。 人財でもなく、人材でもない人悪です。
ですから、知識というのは非常に大切なのです。
その上で、リスクを考えながら変革を起こす人が人財なのです。
会社にとっての財産なのです。
例え失敗したとしても、それが教訓として活かされます。
その人自身も、引き出しが増えるのです。
会社生活の長い期間、そのように行動していることで、人間力も鍛えられ、知識、経験も積み、深い人間となっていくのです。
こういった人は、“人生の年齢”が高い人です。
逆に、何も考えずに直感だけを頼りに行動し、本も読まない、知識もない中年のおじさんは、人生の年齢が10歳で止まっていると言えるのです。
大人になっても怪我の多いおっちょこちょいは、こういった人です。
会社の経営者が望む社員が分かったと思います。
では、あなた自身、上の図でどの位置にいますか?
目指す位置がわかったことで、どういった行動をしないとならないか分かったと思います。
1.知識を付ける。
2.リスクを20%ほど負う気持ちでチャレンジする。
3.もちろん、直感で行動するのではなく、できるだけデータで判断する。
やるかやらないかで迷った時は、自分の良い経験になるか、ムダな行動になるかを考えましょう。
やる気だけ全力で出す人は、あまり歓迎されていないと思ってください。

