矛盾しているだろうか?

私は、常にこれを推奨しています。

 

仕事というのは、厳格さが必要です。

いい加減な仕事は、ミスも多く、品質も悪い。

常に、良質なものをアウトプットしなければなりません。

それには、厳密さを教えなければなりません。

ふざけた状態で仕事はできないのです。

そういった仕事の出来に対してこだわることは重要なのです。

 

かといって、教え方が厳し過ぎたり、怖かったりするのは、逆効果です。

恐怖を与えて、相手を支配下に置こうとする教え方は間違いです。

それは、厳格さではありません。

優しく厳しさを教えることは出来るはずです。

指導者は、常にこれを意識すべきです。

 

厳格さを学ばせるためには、まずは規定や標準をしっかりと作り込むことです。

最低限の遵守事項を、明確に表現しなければなりません。

曖昧な表現は避けるべきです。

その上で、そのルールというものを守らせる努力も必要です。

仕事に従事する人は、守る努力をしなければなりません。

どうしても守ることが出来ない人は、退場して頂くしかありません。

ルール(法)を守れない人は、無法者です。

 

しかし、ある境界線から先は、一気に自由にしなければなりません。

そうすることで、守らなければならない事と、自由で良い部分を理解することが出来るのです。

規定で厳しく見る部分と、自由にやらせる部分を分けるのです。

自由にさせて、新たな標準、ルールが必要であれば、元の規定も変更すべきです。

そうやって、標準というものは進化&深化していくのです。

 

この、一見正反対な行動指針は、どちらも必要で、この陰と陽を使い分けながら職場を統率して行かなければなりません。

リーダーや監督者は、この匙加減が難しいのです。

自由さが皆無で、何も変更できない職場は、発展しません。

良い発展をさせるための自由さが必要なのです。

もちろん、サボるのを目的とした変更などは、許されるものではありません。

 

根底にあるのは、「良い考え」です。

トヨタの現場に掲げている標語「よい品 よい考」とは、こういうことです。

 

厳しさ一辺倒ではいけません。

甘々な職場ではいけません。

両方なければなりません。

常に頭の中に、“優しく厳しさを教える”と表示させてください。