最近、話題となっている国会でのタブレット使用に関する記事。
ダブレットを国会で使用するのは、品位に欠けるとの見解が自民、共産から出ていますね。
国を挙げてペーパーレスを推進しているのに、ブレーキをかけるような見解です。
「見るのはいいが、通信はダメ」との意見もあります。
何故、こういう意見が出るのかを考えてみたいと思います。
タブレットやスマホが悪いのではありません。
それを使ってゲームをしたり、X(旧Twitter)を観たりしているからです。
そういった行為が、「品位に欠ける」と言っているのでしょう。
アメリカ議会においても、クロスワードパズルをしていたり、ゲームをしていたりしている議員が話題になっていたりしています。
あからさまに、読書をしたり、スピナーを回している議員も居るようです。
日本では、そこまで派手な行為は見かけませんが、品位に欠ける行為というのはありますね。
国会中継でも、よく寝ている議員が居ます。
私も、還暦を過ぎる歳になると、どうしても昼過ぎには眠たくなってしまいます。
ですが、選ばれた議員なので、積極的に議論に参加して欲しいものですね。
この「ダブレット持ち込みは、品位に欠ける」という意見に対し、「昭和の考えだ」という意見が多く出ています。
さて、昭和のオジサンだからこんな考えをするのでしょうか?
私の勤めていた工場では、管理職は会社から仕事用のスマホを持たされていました。
このスマホで出来るのは、メールを見る、勤怠の承認をする、経費の決済をする、予定を見るなどが出来、席に戻ってPCを見なくても良いのです。 かなり便利でした。 勿論、電話もします。
ですから頻繁に、スマホを観ています。
それを見ていた部下達は、「管理職がサボっている」と言い出したのです。
組合の問題としても上がりました。
しかしそのスマホは、ネットに直接繋げてWEBを自由に見ることは出来ず、許可されたサイトのみが閲覧できるシステムになっています。 閲覧しているWEBや閲覧時間も、情報管理室が観察していますので、かなり管理されている状態なのです。
このように、仕事中にスマホを凝視している人を「サボっている」と思うのは、昭和のオジサンだけではないのです。
誰でも、その疑いを持ちます。
疑いを持たれないようにするには、見ないことです。
折角、デジタル化で便利になっても、堂々と仕事中に見るのは勇気が必要です。
便利になっても、便利に使えない環境があります。
傍から見て「品位がある」と思われるには、疑われるような事もしないということです。
なかなか難しいですね。
何を見ているか分からないことに言及するよりも、明らかに違うことをしていることを問題にする方が、余程大事だと思います。
私もZOOMで研修を行いますが、画面いっぱいに寝ている姿を見かけます。
なるべく単調な話し方はしないように心がけていますが、難しいですね。
寝させないように努めることも出来るのですが、本意ではありません。
私は、寝ていてもいいと思っています。
毛穴から、私の話しが入っていると思っています。
寝られないぐらい面白い話しをすべきだと思ってはいますが、、、、
デジタル化と品位の関係。
スマホを凝視していても、サボっていると思われない。
日本では難しいのかも知れませんね。
管理職は監視職だ! と、以前のブログで書きましたが、管理職に限った話しではありません。
あちらこちらで監視されています。
人のことよりも、自分の考動なんですけどね。
デジタル化推進のブレーキになりませんように願っております。