風水というものは、スピリチュアル的なものではあるが、私は理にかなった事を言っていると思う。
例えば、トイレ掃除を毎日すれば運気が上がる。
家の中で一番汚れやすいのがトイレ。 1週間掃除をしないだけでも、相当汚れます。 まして、1ヶ月、2ヶ月としないならば。
もう、掃除をしたく無くなるくらい汚れますよね。 そうやって、益々掃除をしなくなる。
だから、毎日掃除をすべき所であり、掃除をしないと衛生的でないよと言うよりも、毎日掃除をすると運気が上がるよと言った方が効果的なのです。
玄関の履物をゼロにしなさい。
履物だらけのお家を見たことがあります。 平気で靴の上を踏みながら入ってゆく。だから靴は、どれも真っ黒。
家を新築する際は、西に台所を置かない。
西日で物が腐りやすいからです。
入口と出口を一直線上にすると、お金が入ってもすぐ出ていく。
これは、風と通り道が良くないからです。 風は、蛇行しながら出て行く方が部屋の隅々まで風が通り、カビが生えにくい。
昔は、得体も知れず喘息になったり、食中りになったりするのを神の仕業と考え、風水が良くないと言われたりいていました。
そういった厄いは、実はちゃんと原因があり、その対策方法を風水として運気が上がるから励行しなさいと伝えられて来ました。
床に物をなるべく置かない。 置かなければ、ホコリが溜まらない。 衛生的です。
物を置かない習慣になると、物を買わなくなります。 節約になります。
そうやって、質素に見える生活でも、毎日掃除をして物少なく生活していれば、病気にならず、お金も出ていかなくなります。
「ああ、運が向いてきた」と思うでしょう。
そういう人は、外でもキチンとしているから、人に好かれる事でしょう。
身なりもキチンとしているから、信用もされているでしょう。
そういう習慣が、【人となり】を映し出すと思うのです。
どうして風水の事を書いたかと言うと、トヨタの現場も毎日掃除をして清潔に保ち、物は整頓され、かつ無駄なものは無く、動線をふさぐような物も無い。
そういう事が当たり前のように習慣化され、人が入れ替わっても脈々と伝承されていく。
そういう人たちが集まって、モノづくりをしているのです。
【人となり】が【会社のなり】になるのです。
どういう会社かと言うのは、そこで働く人たちが、どういう習慣をしているか、どういう考えをしているかです。
だから教育は、【どういう考え(哲学)】を教え、【しくみ】を作って習慣にする。
それを何年も何年も続ければ、伝統となるのです。
そして、良い事も起こると思うのです。