WBC 侍ジャパン優勝おめでとう!!

本当に、興奮した数日でした。 筋書きが無いのに、まるでドラマのような展開。 今回のWBCで、大変多くの気付きを頂きました。

まず驚くのは、大谷翔平選手の夢ノート。 以前にも大谷選手のマンダラシートの紹介をしましたが、今回は夢ノート。

27歳のところを見て下さい。 “WBC日本代表 MVP”と書いてあります。 彼が、高校3年生の時にノートに書いた夢ノートなんです。 彼は現在28歳。 コロナの影響でWBCの開催がズレたこともありますが、彼のノートに書いてある通りになっているのです。

その他にも、心に残る言葉があります。

“悔いのない人生に”

“夢が人生をつくる”

心に染みる言葉です。 これを、高校3年生の時に書いたとは、、、、。

 

実は、これと似たような事を部下達に言って来ました。

人生設計ノート。 人生には、幾つかイベントがあると思います。 結婚、子供をつくる、家を建てる、係長になる、課長になる、部長になる、、、等々。 それ等のイベントを何歳で設定するか、ノートに書くように言ってきました。

そして、そのノートをしょっちゅう見なさいと。 この事は、会社では教えてくれません。 私が言ってきた事です。

それ等を書くことで、行動が変わってきます。 大谷選手は、夢を叶えるためのマンダラシートも作成し、行動すべき事も書いています。(道具を大切に扱う、ゴミを拾うなど)

以前にも書きましたが、“書く”という行為が、心の中を視える化し、それを見つめ返すことで行動を是正していくのです。

人生には色々な事があります。 だから、マイナスの事もネガティブな思考などで埋め尽くされます。 そういう事が毎日起こります。 そういう時に、自分を信じてノートを見つめ返す。 そして、心を立て直すのです。 自分を信じる=自信

 

次にWBCで得た事。 ダルビッシュ選手の行動。

宮崎キャンプからの合流。 選手の食事会の開催。 一番年上の彼は、米国メジャーリーグの中でも有名にもかかわらず、奢ることなく、全員の心を一つにすることに一所懸命になった。 選手の心は、またたく間に一つになりました。

1人の人間が、全員の心をつかみ一つにすることが出来る。 誰かがやってくれるのを待つのではなく、率先してやる。

会社でも同じ事が出来る。

 

次に、栗山監督の深い愛。選手のすばらしさを誰よりも把握し、それを信じる。

準決勝のメキシコ戦。 2ランナーさよならの場面での村上選手の打順。 それまで調子が悪かっただけに「代打?」と頭をよぎったが、監督は彼に任せた。 「思いっきりやれ」と。 その期待に応える村上選手の凄さもあるが、監督の愛が深い。

だから、選手全員が、監督について行く。 恐怖や威厳を出して統率していくタイプでは無い。

優勝した時に監督を10回胴上げしていた画像を観たが、選手達の本当にうれしそうな顔。 そういう画像を、選手達は想像していたに違いない。

上司のあるべき姿ではないだろうか?

 

次に、ヌートバー選手の明るさと実力。 物怖じしない明るさ。 チームにすぐ溶け込む。 それどころか、ムードメーカーになっている。 実力も兼ねている。 必ず打ってくれると信じていました。 そして、全力で野球をする。

日本人は、一気に彼の虜になりました。

 

次に、何よりも選手全員が“勝つ”ことに意識を集中し、出来る事を全力でやる姿。 心が一つになっていると、誰もが解る。

そこには明るさがあり、やっている事を楽しんでいる。 深い愛もある。 仲間を信じている。 自分達の実力もある。

 

これ、会社でも出来るんじゃない?

今回、彼たちは一切の “邪念” や “無用な考え” は無かった。

チームとして、仲間が打ったら両手を挙げて喜ぶ。 不振に陥っている仲間を励ます。 心を一つにしようと、皆で努力する。

いつしか、あこがれていた有名メジャーリーガー達に勝っていた。

 

WBCを通じて、多くの気付きをもらいました。 単に野球を観たのではなく、理想の職場環境を観た気がします。