♂『待ってよ~、お願いだから!』
♀『駄目だって、ほんともう帰るから』
♂『マジ、ちょっとでい~んだよ!ね、あと少しだけ一緒にいたいの~』
♀『本当に駄目!もう金がないんだって!』
♀『タダならいくよ♪』
♂『分かった♪タダでいいから、来いって!』
♀『ほんと!?ほんとに金とらない?』
♂『……………とりあえず店に、も一回入ろうか…』
細身のスーツをビシッとキメ、髪が肩まである男。
金だかなに色だか、いわゆる名古屋巻な女。
手を引っ張りあいながら、朝9時前の出来事である。
ホストとそのお客様。
うちの店の上にはホストクラブがある。
いつもうちの店の開店時間には、ホストがお客様をお見送りしているのだ。
『うわっ!明るい!マジありえねぇし!』
『この日差しヤバくない?』
『ちょ~寒いんだけど…』
よく聞かれる言葉だ。
たまにビックリするのがケンカをしてる2人。
なんなんだ?
客とケンカ?
なんか恋人同士の言い合いみたいな。
完璧にハマっちゃってるんでしょうね。
チュ~なんかしちゃったり…
どこまでが接客なんでしょうか?
みんな何かに飢えてるんでしょうね。
おじさんにはわかりませんが。
謎多き職業です。