「誰をバスに乗せるか」というお話をしました。
ジム・コリンズ著の「ビジョナリーカンパニー」はシリーズ4まで出ており、日本でも割と読まれているビジネス書です。
「不朽の名著」と呼ぶ人もいますが、1冊目は確かになかなか読みごたえがあったと記憶しています。
本の趣旨をかいつまんで言うと、同業の2社を「持続的発展をしているエクセレントカンパニー」と「そこそこうまくいってるけど並みの会社」に分け、その違いを徹底的に比較して、会社として成功するための普遍的な条件を洗い出す、という内容です。
偉大な企業を築き上げた経営者の共通点の一つは、まずはじめに、適切な人をバスに乗せ、不適切な人をバスから降ろし、その後にどこに向かうべきかを決めています。
目標を決める前に、まず適切な人材を見極めてしまうということです。
「このバスでどこに行くべきかは分らない。しかし、分っていることもある。
適切な人がバスに乗り、適切な人がそれぞれふさわしい席につき、不適切な人がバスから降りれば、
素晴らしい場所に行く方法を決められるはずだ」
私が勤めていた貿易会社では適正云々の前に、
地頭の良さを確かめる算数の問題で高得点を取れたら面接にいく、という単純なものでした。
その時は英語の試験がなかったのが不思議に感じましたが、この仕事は英語が必要でしたが、
重要ではないということが後になってよくわかりました。
ここの社長が見ていたのは簡単に言うと応募者が「ぼったくられるタイプかどうか」という1点でした。
「売った買った」の世界でしたので相場を含め「ものの価値」がどの程度のものなのか、
を判断するモノサシというか軸を自分の中に持っているかどうかということです。
私と一緒に面接を受けた秀才は、社長の誘導尋問にひっかかり、うっかりとインドでぼったくられた話を
武勇伝として話してしまいました。そして彼とはそれっきり再会することはありませんでした。
この業界でやっていく男としては致命的な弱さということです。
自分のモノサシや軸を持つということは、
己を知ったうえで、しっかりと自分の色を出していくことが求められる
これからの時代でも第一に問われてくる点かもしれません。
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