今日からは少し「食」についてのお話です。
縁あってここ何年間か、食に関する仕事を続けています。
はじめは世界中の魚介類を流通の川上で大量に取引する貿易商から始まり、現在は流通の川下に近いテレビ通販やネット通販の商品プロデュースをやらせてもらってます。
簡単に言うとどうしたら食べ物が売れるか、ということを1から10まですべて考える仕事です。
普段「食」に携わってますので、せっかくなのでそれについて書いてみようと思いました。
まず、ビジネスとしての「食」は非常に大変だということです。
私が何年間かやってみて持っているイメージは、
①当然ですが、口に入るものなので、何か問題があったら一発で会社が飛ぶ。
②大問題になりやすいリスクの割に、儲かりにくい。
数年前に中国から輸入された餃子の中に、殺虫剤が含まれていて、女児が意識不明の重体になる事件がありました。比較的最近ではユッケを食べた方が亡くなってしまったり、弁当の中の漬け物を食べた方が亡くなってしまったりと度々このような事件が報道されます。
食の管理面に対する世間の目は確実に厳しくなっており、普段のビジネスでもお金にならない形式的な書類の仕事が目を見張る勢いで増えてきています。
あまり儲からない上に何か問題を起こしたら社会的な制裁が重い。
好きじゃなかったらできない仕事です。
やっている私が言うのもなんですが、あえて食に携わる人たちと仕事をしていると不思議な気持ちになってきます。どうしてこの人はこの仕事を選んだんだろうか・・・
私の場合は完全に後付けでした。
ですが、母方の実家が九十九里でイワシ漁の網元だったのと、私の最初の仕事が過去記事にも書いた通り、魚の原料をバンバン撃ち合う仕事でしたので、ひょっとしたらこれも何かの巡り合わせかもしれません。
あまり人には言えませんが、私自身は出されたものは何でも「これはこれで美味しい」と思ってしまうタイプなので、食については無頓着なのかもしれません。
とはいえ、私も食の流行を追いかける身ですので、当然美味しいお店に勉強に行ったり、有名料理人とコラボして商品を開発したり、日本各地の物産を集めて試食したりと、そういった日常を送ってはいます。
その辺りのリアルな話しは次回以降に軽く触れられればと思います。
そういった活動も世間のニーズがありますから非常に重要です。
ところが最近「食育」ということがよく言われるようになりました。
確か「食を通じて人格を形成する」とかそんなふうなキャッチフレーズが付いていたと思います。
それだけ日本の食卓は乱れているということでしょうか。
言うまでもなく食は命の基本です。
あまり意識されてはいませんが、食のルーツを知ることはそれ以外のすべてを知ることに繋がります。
次回は「食育以前の大前提」という話しを、普段の仕事脳では使わない切り口でお話しさせていただきます。
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