怒涛の商品開発!③ ~通販でパスタは・・~ | えぇじゃないか。。の五穀豊穣記

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食は生活そのもので、私たちの伝統とも深く結びついています。
本ブログでは生活の基盤である「食」を大きなコンセプトとし、
それに関連する歴史的背景や社会情勢など独自の視点を織り込み、
少しでも面白い記事が書ければと思います。

トマトソース


みなさん こんにちわ。。

現在開発中の「有名シェフ監修国産野菜ごろごろパスタ」の最後の味です。
こちらもまだまだ改良中ですが、だいぶ完成に近づいてきました。
もともとナポリタンを作ろうとしたのですが、シェフと一緒に試作していく中で、
シンプルに「トマトソースパスタ」と命名されました。

一般になじみのある「ナポリタン」や「ミートソース」といった味の方が、
対象顧客に受け入れられやすく、購買にもつながりやすいのではと安易に考えました・・。
実際に百貨店系のカタログでもこの二つの味が定番で、他の味は売れません・・。

ただ、ナポリタンですとケチャップの味が強すぎて、トマト本来のフレッシュ感が出ず、
シェフのコンセプト(野菜本来の美味しさを味わう)からかけ離れていたので、
全面的に作り直しました!
野菜も彩鮮やかでシャキシャキと食感もそのままです。
(野菜は素揚げをして最後にトッピングしてます)

ちなみに一般的に通信販売ではあまりパスタの商品は売れないと言われます。
考えられる理由としては、
①お客さんの年齢層が高く(60才以上の女性が多い)、それほど頻繁にパスタを食べる人は少ない。
 (食品で売れるジャンルは圧倒的に、ご飯に合う惣菜系だと思います)
②なんとなく安っぽいイメージ(スーパーなどで安く買える)。
③茹で上がりでなければ美味しくない。
④家で作ってもそれほど難しくない(自分でも簡単に作れる)
といった理由からでしょうか・・。

とにかく一般的に売りにくいジャンルということがわかってますので、
普通の商品で普通の売り方をしたら結果は見えています。
なので、この商品は麺に対する野菜の量をちょっと不自然なくらい多くし、
パスタではなく、「野菜を美味しく食べてもらう」というコンセプトで商品を作っています。

たまたまパスタから作り始めてますが、幸い技術的にこのような形態のパスタを
限られたコストの範囲内で作れるメーカーさんとそれを監修してくれるシェフと
出会うことができたので、ここからスタートしました。

ストーリーとしては「野菜」と「野菜にこだわり愛するシェフ」というワードを軸に
それこそ思いつく限りの商品を開発できるということです。
これはやり方のうちの一つですが、色々な加工技術を持っているメーカーさんを
知ってさえいれば新商品不足で悩むことはかなり減ると思います。

この後はキャベツ(たとえば嬬恋村限定)と肉(ブランド牛)にこだわった
箸でスーッと切れちゃう「とろとろロールキャベツ」や
黒毛和牛100%で隠し味にきんぴら牛蒡をブレンドした食感と風味に特徴のある
商品を「野菜」をコンセプトになるべく安価に開発しようと計画中です。

今年もだんだんと忙しくなってきました・・。