小説は初め、主人公の鹿の子と元夫のウィリーが、3年前に亡くなった飼い猫の埋葬に出かけるシーンから始まる。
やがて鹿の子はウィリーとの会話の中から、ウィリーと今のガールフレンドとの間に子供が出来たことを知り……というお話。
地球に生命が誕生して以来ずっと繰り返されてきた、「大切な人の死を悼みながらも受け入れ、新しい生命を祝福する」という行為は、尊く正しいことなのだと改めて実感させられた小説だった。
たとえそれが自分の子供ではなかったとしても、この世界の宝であることには変わりない。
最近大切な人を亡くし、大切な親友に子供が生まれたばかりだったので、「小説に呼ばれたかな」と思ってしまうくらいの巡り合わせだった。
ジャンピング・ベイビー (新潮文庫)/新潮社

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