昨日、友達と話した時

すごく怖い思いをふたつした

 

 

ひとつは

ガサ入れが入って

隠していたモノがばれる恐怖

「わたしの最も触れられたくない話題」

 

 

もうひとつは

レーダーに感知されて

私の居場所が暴かれていく恐怖

「最後まで追跡されて居場所が発覚」

 

 

今思えばどちらも

「ばれる、みつかる」ってゆうことは

自分で「隠してた」ことだった

 

 

あんまりにもうまく隠せてたから

自分でも隠していことすら忘れていた

 

 

友人にどんどん掘り下げられていくうちに

隠していたことに近づくにつれて

私の心や体はすごい恐怖に包まれた

でも頭は分からなかった

「何でそんなに怖いんだろう?」

 

 

まるで犯人が追い詰められていくような恐怖

殺人鬼に追いつめられていくような恐怖

それを数時間の間に2度も味わった

すげぇ怖かった

 

 

すげぇ怖くて最後の最後の鼻先まで近づいて

彼女はサッと引いた

「見つけた」とも言わずに

 

 

私をみて

「もうここにある(いる)の分かったよね?」

と、それだけ私に確認したような感じだった。

 

 

あぁ、とうとう見つかっちゃったか

という感覚だった

ここからどうするかは自分で答えを出すしかないんだ

 

 

このまま隠れて隠せば

きっと他の人には見つけられない

もしかしたら時間が経てば私自身忘れてしまうかもしれない

 

 

それともこの事実と向き合うのか

もしかしたらすご辛い作業になるかもしれない

そう思ったからこそ、隠したんだろうし

 

 

決めるのは私だ

いや、もう決まっているんだろうな

 

 

こんな風になるとは予想はしてなかったけど

彼女と時間を気にせずゆっくり話したいと思って

泊りがけで遊びに行くときめたのは私だ

 

 

もう、今思うと

今日のために2ヶ月前から

自分の行動のすべてが繋がっている

 

 

ちょうど2か月前

たまたま目についた彼女の好きなワインを買った

そのことを話したら

「一緒に飲もうよ。泊まりにおいでよ」と誘われた

私は「待ってました」とばかりだった

 

 

約束した直前になって

何故か急にざわつき始めた

行けない理由を考えるようになった

楽しみに指折り数えているような状態だったのに

急にどうしたんだろうと思った

 

 

行った日は楽しくて浮かれて調子に乗って

お酒飲んで映画見て終わった

頭の隅に一瞬チラついた

「あれ?話したいんじゃなかったっけか…」

 

 

翌朝もなんか楽しい話をしようとしている自分に気づいた

「あれ?もしかして、避けてる?」

 

 

覚えてないんだけど

なんかの話から急に風向きが変わった

もしかしたら自分から振ったのかもしれないけど

正直覚えてないの

 

 

彼女には言い訳もダミーも通用しない

すべてを見透かされているような感じがしていた

それはなんとなく最初に会った時から分かっていた

 

 

私がひとに踏み込まれたくない時に

印籠のようにだしていた

過去の経験話や

まだふさがっていない傷口をみせれば

今まで出会った人も自分自身も

それ以上深堀りすることはなかった

 

 

自分自身が隠していたことに気づかなかったから

最初に彼女に指摘されたときは

「は?」

って感じだった。

 

 

いやいやいや、これでもう全部っすよ

もう散々自分の弱さも汚さも露呈したじゃないっすか

 

 

もう、「本当は、本当は」ってゆうから

私のなかにイラっと怒りが湧いた

抵抗する声があがっていた

 

 

「いやーそうかなー」

「たぶんそれはないと思うよー」

とかいいつつ、ザワワ~ザワワ~だった

 

 

彼女がふいに席を外した時

ものすごい怖さがおそってきた

急に自分が幼い自分になったような感じだった

 

 

知らない場所でひとりぼっちで置いていかれたような…

落ち着かなかった

泣きたい気持ちになった

と、思えば怒りが湧き

「何よ、急に、放置してっ」

でも次の瞬間には不安に包まれる

「怖い、どうしたらいいのっ」

 

 

「なんか、気に障ること言った?ごめんなさい」かな

「やだー急にいなくなっちゃったから、困っちゃったー」かな

彼女が怒ったのかもしれない

私の話がうざいと思ったのかもしれない

 

 

と、そんなことをグルグル考えてる自分に

はっとした

 

 

しばらくして彼女が部屋に戻ってきて

話をしはじめたんだけど

その直前直後の会話は覚えていない

 

 

覚えているのは

「もう、逃げちゃだめだ」

「本当に向き合う時がきたんだ」

っていう遠くからきこえてくるような声

 

 

何がおこるか想像もつかない

怖い

でも逃げれない

腹くくるってこんなに怖いのか

 

 

それから彼女にゆっくりゆっくりヒーリングしてもらった

でも気づいてみたらあっという間に夕方になっていた

 

 

久々のお泊りだし

楽しく過ごしたかったから

女子トークをするつもりだった

でも

私に正面から寄り添って

長い時間かけて付き合ってくれた

 

 

ありがとう