私が自分と向き合うようになったのは
体が悲鳴をあげたことがキッカケだった

体が悲鳴をあげて初めて
自分が無理していることに気づいた

今、家庭内別居中。

要因は色々あるけど
そもそもの原因は子づくり
結婚前に子供を作ることに関して
私達はたくさん話しあった

普通に性行為していて
2年経ってできなかったら
不妊治療しようと
それもどこまでやるかも決めていた
それでもできなかったら
養子縁組しようと話していた
それらすべてに彼は同意してくれた

しかし
いざ結婚したら
本当に見事なまでに
翌日からセックスレスになった

もちろん、解消のための色んな努力はした
彼には軽蔑されたけど

そのことを話合いしようとすると逃げる
家に帰ってこない
離婚すると言い出す

少しでも話を出すと険悪になった
そのうちこの話題には触れてはいけないと
暗黙の了解になった

セックスは結婚前は
生理の日以外ほぼ毎日だったのが
結婚後は年に3回以下になった
数年後には完全になくなった

6年くらい前
数年ぶりにセックスしたが
私は嫌悪感でいっぱいだった
やだーやだーやだーと
気持ちがはちきれそうだった
子供ができませんようにと
行為が終わるまでずっと祈っていた

それからは彼が完全に寝付くまで
寝室に入れなくなった
彼が動く度にビクビクした
彼が寝言やイビキかく物音で目が覚めた
4年近く毎日寝不足状態になった

体はいつも疲れていた
心はいつも死を願っていた

次第に彼が私を見ることも
すれ違う時に触れることも
気になるようになった

2年くらい前に
彼が花粉症が発症した頃
ベッドで寝ると苦しくて寝れないと言って
階下の部屋で寝るようになった

以来、寝るときは完全に別々になった

私は徐々に安心して夜眠れるようになった
最初は鍵をかけてたけど(笑)
1年くらいして
だんだん朝まで熟睡できるようになった

おかげですごく体が楽になった
体が楽になると気持ちも落ち着いてくる
そうして初めて
どんだけ自分の体を
大切にしてなかったか気づいた

それからは
自分の体を大切にしたいと思うようになり
異常があれば病院に行くようになったり
体を動かしたり
整体に行ったり
体のケアをするようになった

美容室に行ったり
化粧品を買ったり
オシャレをするようになった

変な話かもだけど
女っ気を出したら
彼が変な気を起こすんじゃないかと
本気で怖かったんだ

そうやって少しずつ私は体の方から
自分と向き合うようになった

今自分の体がどんな状態か
何が必要か不必要か
何が似合うか喜ぶか
どう反応するか
症状はどうでてるのか

自分のことを大切にするっていうのは
自分のことをちゃんと見ていないとできない
自分の体をケアしたり喜ばせたり
自分自身を大切にするということが
どういうことかやっと体を通して分かってきた

そして今年になって
自分の心とも向き合うようになった

心も体と同じだった
感情を殺していた
無視していた

どちらも
自分自身がまず大切にしないと
ボロボロになるし疲弊する

〇〇がしてくれない
誰々が大切にしてくれない
他人じゃなくて
まず自分自身が大切にすることから始まる

私自身が自分のこと粗雑に扱うから
周りの人も同じように接していたのかもしれない

仁さんがよく言っていたが
『自転車のカゴ』の法則と一緒だと思った

自転車のカゴにゴミを入れておくと
1週間もするとその自転車はゴミだらけ
さらには何か盗まれたりパンクさせられたり

自分がそういう扱いすると
そういう風に扱っていいんだって
他人は同じことをする
他人は自分の鏡になるんだね

自転車も体も心も一緒だと思う

最近の私を新しく傷つける人は減ってきた
素敵だねって言われることも増えてきた
あきらかに2年前の自分と違うし
今の自分の方が好きだ

だからまず
無視しないで体の声を聞いて
向き合って心の声を聞いて
自分の体と心を大切にしたい
自分の体と心は自分でしか守れない

何が本当に嫌で
何が本当に嬉しいか
自分自身にちゃんと答えがある

それを
見逃さないようによ〜く見て
ごまかさずに流されずによ〜く聞いて
そうやって大切にしていると
自分の体や心が愛おしくなる

私はそうやって自分を愛していきたい