例えば子供のころの遠足のしおり🚶🚶🚶
 
日程が書いてあって、時系列でやることが明確に書いてある。
 
持ち物リストが書いてあって、目的地での注意事項なども載っている。
 
事前にどこに行って何をするのか知らなくても、予備知識がなくても、

誰が見ても自分が何を持っていて、どこで注意するか、何をするのか見開きでパッと明確にしてある。
 
今回のカウンセリングは私にとってこんな感じだった。
 
何か起こった日時も問題も出来事も全部自分の記憶の中にある。
 
それについての感情も言葉も自分の中にある。
 
でも、心の中でそれらがバラバラで、次々と浮かんできたりするから、まとまらない。
 
カウンセリングでは、第3者が冷静にこちらの言ったことを時系列に直して、

 

バラバラの記憶を整頓してくれる感じ。
 
そうすると、本当はこういうしおりをつくりたかったんだ、

 

でもここに空欄があるね、リストが抜けてるねって、いらないねって、客観的に見える感じた。
 
あ、本当だ、あると思ってたのに、ない(言ってない、言われてない、してない)みたいな。
 
それに、この工程でこの日程は無理があるでしょ、みたいなのも分かる。
 
中身詰込みすぎだったりね。回りきらないよ~みたいな。
 
私のしおりは、何十年もかけてボスキャラを倒す旅のようなものだった。
 
色々なものをどんどん掘り起こしていくうちに、怒りが出てきたり、悲しくなったり、悔しくなったり…
 
広げてみると、必要のない荷物(感情)もいつも間にかたくさん準備していて、

 

荷物はいっぱいいっぱいだった。
 
私は、長い年月をかけて、ボスキャラを倒すアイテムを着々とためてきたんだ。
 
同時に対決する場所も作ってきたし、そしてまんまとそこへ追い込むこともできた。
 
でも、知らないうちに他のしおりも持って歩んでいて、同時進行してるから、

 

本来の目的から逸れていたり、違うアイテムを振り回したり、混乱し始めていた。
 
違うしおりに書いてあるものも一緒に持ってるから、ごちゃごちゃしてたんだ。
 
色々、これいらないやつ、これ違うやつと整頓してみたら、
 
もう目的地にはとっくについてて、アイテムはひとつだけて良かったって感じだった。

他は全部いらないよね、みたいなね。

今回の旅(長兄とのこと)について、目的や経緯とか全部出しきったと思ったら、

 

最後に自分の口からポロっと出たのは、
 
あと、一歩だったのにぃ~~ちくしょぉぉぉ~(泣)」
 
そう言い切った時にちえちゃんに
 
「全部、無駄な努力だったねー」
 
「うわーん(涙)」
 
「そんなこと認められない、それ認めたら、私、今まで何のために生きてきたのか、
 
 何のために頑張ってきたのか…意味なくなるよぉ~」
 
「なんで?意味なくならないかもよ」
 
「いやいやいや、なくなるよ、だって、それが私の生きてる価値だったんだから!
 
 それをしないんだったら、そもそも生きてる必要なかったんだもん。」
 
「あー、じゃあ、そっちがそもそもの本当の理由なんだね~。それは何?」
 
「………。

 言えない。言いたくない。言うべきじゃない。

 

 そもそも思い出すつもりもなかったし、思いだしたくもなかった。
 
 ずーっと何十年も忘れてたのに、なぜか、この間のセミナーの後に思い出しちゃった。
 
 あぁー、でも思い出しっちゃったという事実も、もう消えない。 
 
 でも、今はまだ表に出したくない。」

(ハァァァ( ´Д`)、やっぱりこれかぁ。
 なんか…、全部ここにつながりそうだな〰😩)

何も言えなくなってしまった。
 
とにかく、今回は「Xデー」に向けて、一番言いたくなかったことを、それだけを言おうってことを言われた。
 
それを言うのは、(勝手に)負けたような気がして悔しいけど、それが本音だからと。
 
言ったところで、相手が受け取るか、打ち返すか、拒絶しようがどうするかは相手の勝手。
 
そうゆうことなんだ。
 
相手にこういう風に思わせたい、言わせたいと、周りも固めて、

そういう状況をコツコツ作り上げてきたのに。
 
相手の偉そうなくびっつらをへし折るとっておきのアイテム(言葉)も用意していたのに。

なのに言うのは、コツコツ用意してきたものじゃなくて、

 

大げさに言えば、自分の弱音。本音。敗北宣言だ。

 
「私はお母さんと一緒に暮らしたい。お母さんのことは、私に面倒みさせてください。お願いします。」
 

なんということだ。

私はボスキャラに、最後の最後に頭を下げるということだ。