1ヶ月に1回か2回、豊橋の父の所に行きます。父の好きなお寿司を食べに連れて行ったり、ビールの買い出しのためです。

昨年の10月に右大腿骨を骨折し、入院中はリハビリを頑張っていましたが、自宅に戻ったら少しずつリハビリもできなくなり、今は杖をついてやっと歩いています。

それでも、週2回のデイケアや週3回のヘルパーさん、隔週の往診、週1回の訪問看護の皆さんにお世話になり、独り暮らしをしています。でも、娘でないとやれないよう用事がけっこうあるのか、毎回なんとかこなして帰ります。

でも、耳が遠く会話が弾まないので、泊まった夜が暇です。そこで今回はダイソーで極太毛糸を4つ買って、この暇な時間に自分の帽子を作ろうと思いました。

でも甘かった。極太毛糸の帽子のレシピがなく、帽子の丸みうまく出すのに苦労しました。編んでもなんか違うことが多くて、七、八回編み直しました。結局、夜8時頃から5時間ぶっ続けで作ってました。

編んでいる間に、ツンツル頭が目に入り、父こそ帽子が必要な頭だということに気づきました。そこで、絶対今日作り上げて、父にかぶせようと思いました。

グレーが店に3つしかなかったので、不足した時の為にと白も1つ買っておきました。(2つ買っておけば良かった…。)

私の頭より、父は髪の毛の分だけ小さいのか、出来上がりをかぶせてみると、落ちるから絞ってくれと言います。

もう毛糸は切っちゃったし、もう一度毛糸を買って作る時間もないので、出来上がった帽子の裏側にゴムをつけることにしました。

セリアでマスク用の糸ゴムを買い、閉じ用の針で毛糸の編み目に通していき、少し絞ることができました。

父も納得し、翌日のデイケアにかぶっていくと言いました。めでたし、めでたし。