英国ロイヤルバレエ・ガラ(Aプロ) | 外資系OLのささやかな日常

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最近はバレエのことや舞台の感想を投稿。
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少し前になりますが、英国ロイヤルバレエ・ガラ(Aプロ)をBunkamuraで観てきました。

 

ここ6-7年で一番のお気に入りのバレエ団。多彩なダンサーが揃っていて、スター性をもって活躍しているプリンシパルばかりで楽しみ口笛

 

今回、気づいたら売り出しが始まっていたため、S席は諦め「2階のA席」から観てみました。

横のバルコニー席前方ですね。

身体ねじった形で観るので、首と背中が痛くなりましたが、

舞台に近いので顔の表情もよく見え、(上からなので)足元までよく見えて満足出来ました。

 


観る前の私のお気に入り・かつ期待値の高い順は、(どーでもいい)

マリアネラ ⇒ 高田茜さん ⇒ サララム・ヘイワード

 

男性陣は、

  平野さん ⇒ リース(生が初なので)、

 後は事前の印象は特に無し


-------前半-------

「明日」

  フランチェスカ・ヘイワード、セザール・コラレス

 

「ジゼル」より第2幕のパ・ド・ドゥ

  サラ・ラム、マルセリーノ・サンベ

 

「ル・パルク」

  ヤスミン・ナグディ、リース・クラーク  

  

「アポロ」よりパ・ド・ドゥ

  マリアネラ・ヌニェス、平野亮一

 

「白鳥の湖」より第2幕のパ・ド・ドゥ

  佐々木万璃子、ウィリアム・ブレイスウェル

 

「ロミオとジュリエット」より第1幕パ・ド・ドゥ

  高田 茜、アレクサンダー・キャンベル


---------------

 


コンテでは、眠くなってしまい・・・特に「明日」は盛り上がりにかけるというか、、

初っ端の演目でもあるし、目をこじ開けて「集中!!」と気合を入れてみるものの、数秒気を失っているという状態でした。


「ル パルク」の方は起きてはいられたが(おい)、身長差があまりに違って(ボディ)コンタクトがスムーズでなく、流れるようなコンテではなかったかなぁ。

ヤスミンは良かったように思うので、違うダンサーと見てみたいかも。

 


「アポロ」

ネラ様、少しふくよかになった?白いレオタード・ピンクタイツだから?位の感想

 


前半では、意外にもローレンのけがによる代役だった、「佐々木さんの白鳥2幕パドドゥ」が私にとっては出色の出来でしたキラキラキラキラ


今まで何度か彼女の踊りを見てきた「先入観」で期待値が低かった分(失礼)

いい意味で、1つのパごとに、少しずつ期待値を超えてくる ⇒積みあがっていく⇒引き込まれる⇒ 最後に涙が・・って感じでした。

 

足先や手の指先を出す動作の1つ1つに気持ちがこもっていて(気持ちを載せているのがわかる)

オデットの哀しみと、王子に出会って芽生えていく恋の情熱の高まりを見事に表現されて観客を引き込みました🦢

お芝居と踊りが一体化した素晴らしいパフォーマンスだったと思います。

白鳥2幕で泣いたの初めてかも照れ

 

 

「ロミオとジュリエット」

流れるようなリフトや、振付があるというよりは自由自在に心の動きをそのまま表現したようなマクミラン版のロミジュリを茜さんで観れるなんて!!と超期待していた。

そのためか、、「あれ?」うーんという不完全燃焼な気持ちになって自分でも混乱。

充分すごいんだけど、身体の使い方が「硬質」なんだよなぁ。

いつもビーンと張っていて120%の力で踊っていて怪我しないかな?と心配になるような。(大きなお世話ですが)


そういう意味では後半のジュエルズ・ルビーは硬質な踊りがハマっていて気持ちよかった。

珍しく2-3回滑ったり立ちそこなったり、ミスされていて調子悪いのかな?と思いましたが。

 

華奢で少女っぽい雰囲気をお持ちなのでジュリエットにはキャラクターとしてピッタリなので、また全幕を観てみたい。

 

------------------後半-----------------

 

「コンチェルト」より第2楽章のパ・ド・ドゥ

  サラ・ラム、平野亮一

 

「マノン」より第1幕(寝室)のパ・ド・ドゥ

  フランチェスカ・ヘイワード、アレクサンダー・キャンベル

 

「精霊の踊り」

  ウィリアム・ブレイスウェル

 

「海賊」よりパ・ド・ドゥ

  ヤスミン・ナグディ、セザール・コラレス

 

「ジュエルズ」より"ルビー"

  高田 茜、マルセリーノ・サンベ 

 

「インフラ」よりパ・ド・ドゥ

  サラ・ラム、エドワード・ワトソン

 

「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」

  マリアネラ・ヌニェス、リース・クラーク

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後半では、

「海賊」のセザール・コラレスの超超パワフルなアリに会場が沸きました。


Vaの開始前、走って舞台の最前方でアラベスク!

のところ、全力疾走すぎて落っこちるかと思いました笑い泣き

ピルエットの軸がぶれなくて、本当に

『ドリルみたい』『穴開くんじゃないか?』爆笑


その熱々の男を、ヤスミンが超クールに受け止めていていいコンビでした。

 


そして、、前半を含め、私はサララムは好みではないみたいだ。。

まっすぐな手足や甲は高く美しいし、コンテでは良さがわかったものの、

ジゼルでは「手脚長過ぎてコントロールし辛そうだな・・」とか別のこと考えてしまって没頭出来ず。

 

フランキーは、、映画CATSの白猫ヴィクトリアが可愛すぎて、顔も大好きなんだけど、

そして何回か生で踊り見てるんだけど、、、

正直、プリンシパル?と思ってしまうんだよなぁ

今のところCATS以外で良いと思った事ないなニヤニヤ



そして最後はやっぱりネラ様の「チャイコフスキーパドドゥ」

本当に楽しそうに幸せそうに踊ってくれるので、こちらまで一瞬で幸せな世界に連れていかれます。


あの「余裕さ」、絶妙に『呼吸』というか「間」を長めにとるところ、好きだなぁーラブ


あまりに軽々と踊るので「ひょっとしてこのパドドゥ簡単な方なのか?」と思わせてしまう罪深いお方。。チュー

 

気持ちよく、大満足で観終わることが出来ました✌

 


まぁ、リース君はがんばっていたとは思うしミスもないんだけど、ネラ様と合うとは言えないかな(ごめんなさい)

通常組んでいるムンタは他のツアーで金子さんと組んで楽しそうだし、どうなるんでしょう?


金子さんと付き合っているのかな?というネットの噂もあるようで・・。

ちなみにムンタと金子さんは合いそう💛 2人の白鳥全幕、ぜひ日本でやって頂けないでしょうかねぇ