それから祖母はずっと機嫌が悪いまま。
学校に行けば、全校集会で気分が悪くなる度に保健室。
当然、クラスメイトは私が集会に出たくないものだから、ずるして保健室に行くのだろうと思い、教室に戻ると机が蹴散らかされていたり、引き出しの中身がぶちまけられていて、無視が始まった。
学校に行くのも辛くなり、私は家に引きこもるようになった。登校班を待つ間にも具合が悪くなる事が多く、途中で引き返していた。
祖母は
「この子はろくでなしだから、学校にも行けない。病気と偽って怠けている最低な子供だ」
と近所中に言いふらした。勿論、毎日連絡帳やプリントを持って来てくれる友達にも。
ますます学校に行けなくなり、家でも罵詈雑言で罵られる。
逃げる術はなく、耐える日々だった。