日本選手権のことを書こうと思ったのだけど、
出来事よりも感じたことを先に書いておこうと思う。
やっぱり、スポーツは生で観戦するのが一番楽しい!
今回、2年ぶりに会場に足を運んだ。辰巳は多分、5年ぶりくらいかな?
テレビで観るとアップ画面で映ったり、解説があってわかりやすいんだけど、
現地に行けば、会場にしかない独特の雰囲気を体験することができるし、
自分の目で見たいものを見れるというオリジナルの楽しみ方ができる。
初日はテレビ中継を見て、2日予選~5日予選までは現地観戦、5日準決・決勝はまたテレビ中継という観戦をしてきた。
テレビで観てるだけのときは、あちら側の世界の出来事という感覚だった。
でも、会場に足を運んであの空気を吸ったときに、現実なんだと認識できた。
そして、帰宅してから見た準決・決勝は同じテレビ中継にも関わらず、初日とは全然異なる色があった。
似たような場面でも、ぼけ~っと観ていたものが、急に思考のスイッチが入ってしまう。
テレビには一瞬しか映らなかったけど、今登場した選手の入場はこんな感じなんだろうな~とか
観覧席からはわからなかったけど、あの場所ではこうしていたのか、という感じで。
帰りの飛行機に乗ってる時間がすごく短く感じた。
行く前は遠い場所のイメージが強く、行ってもいいのかな、という不安の方が大きかった。
でも実際、行ってみたらあっという間だったし、自分が東京にいる気がしなかった。
思い返せば、仕事やプライベートの旅行でもいつもこんな感覚だったな。
想像よりも世界は狭いということだ。
思い立ってから短い期間で準備し、生観戦できたことで機内で調子に乗った考えをしてしまった。
私、これならドイツ行けるんじゃない?って。
以前、計画は立てて妄想してみたものの、最後の難関が立ちはだかり断念してしまった。
一人旅でサッカー観に行くだけなら今までの旅行とさほど変わらないので問題ない。
要は、一人で内田氏に接触してサインをお願いできそうにないというチキンハートが打ち勝ってしまった。
なので相方に同行してもらって、尻込みしたら本人の近くに強制連行してもらえるよう計画していたのだけれど・・・。
別に、現地に行くことができればサインや写真はゲットできなくてもいいかな~って気楽に考えれるようになった。
せっかくドイツまで行くのだから、もったいないって思われるだろうけど。
相方にも、「そこはちゃんともらっておこうよ!後悔するよ!」って言われたけど。
日本選手権の会場は現役・引退した選手が一般人と同じエリアでうろうろしてる。
引退した憧れの選手も何名か見かけたけれど、その人たちにサインや写真をお願いすることはしなかった。(もちろん嬉しかったし、遠目で怪しくない程度に観察はしてたけど。)
ちょっと踏み出せば、話しかけてお願いできる距離にいたのにね。
これは目的の違いなんだろうなって思った。
私はレースを観に来たのだから、選手に会えたのはそれにたまたま付随してきた幸運ということだ。
大切なのは試合を観て、選手の応援をして、会場の雰囲気を感じること。
それはドイツに行ってサッカーを観るときも変わらないんじゃないかな。
サインをもらったり一緒に写真を撮ることができれば記念になる。
でも、私がそこに行く目的は彼にサインをもらいに行く訳じゃなく、
彼の過ごす場所(戦いの場)をこの目で見てみたいということに気づいた。
最悪、本人に会えなくても、見れなくてもいいかな。
随分ハードルが低く、消極的になってしまった。。。
あれもこれもと欲張って詰め込みすぎる癖はよくない。
だから、余分なものを全部削ぎ落としてシンプルにいこう。
ま、結局パスポートの書き換えもできてなかったし、装備も整ってなかったから時期尚早だったわ。
下調べを入念に行い、いいカメラとPCを携帯して来季は絶対ドイツに行く!
だから、ラウール様。どうかシャルケに残って~!!