本を読む
分厚い本にしても
薄い絵本にしても
最初のページをめくるときには少なからず勇気がいる
ああ、この一冊を読みきるエネルギーを使うんだ
本に深い物語や比喩が含まれている分だけ
時間はたっぷり使うし
目だって疲れる
それは映画を見るときもそう
有名な映画でも
深夜のテレビの時間稼ぎの古いアメリカの映画でも
お決まりの21世紀映画のファンファーレにも
思い切り引きずりこもうとするオープニングにも
少しだけ嫌気がさす
でも、蓋を開けたジャムは使いきってしまいたいみたいに
妙な義務感みたいなものと
読み終えて束になったページを見たときの優越感や達成感
それに
それらを吸収しておけば自分がどれだけのところに行けるか
確かめておきたい
そういう気分って
みんなあるものなのかな