この世界に興味を持ったネククは千年伯爵の案内によって、彼らの活動の拠点となるノアの箱舟に案内された。
「ほう、実に興味深い所ですね。こちらの世界の地球には無い技術です。」と興味津々に辺りを見回す。
そして、この世界がどんな所なのか説明してくれた。
自分達、ノアの一族の事、黒の教団との戦いの事、イノセンスとAKUMAの事などを千年伯爵はネククに全て説明した。
「なるほど、此処はそういう世界でしたか。では、私の技術が役に立つかもしれませんよ。」と言い、ネククは自分の来ている黒いマントから何かを取り出した。
千「それは何デス?」
ロ「見たことない生き物だね。」
テ「なんかあんたと姿が似ているな。」
ネククが取り出したのは、ケロン人の死体と青白い人魂のようなものだった。
「これはケロン人の魂であり、こちらはケロン人の死体です。あなたは愛する者を失った人間と死んだ者の魂からAKUMAを創るでしたね。なら、宇宙人の魂と体を使ってみてはどうでしょう?新たな存在を生み出せるかもしれませんよ。」と言った。
千年伯爵はしばらく考えた後、守護骸(スカル)を呼んで、AKUMA製造プラントにケロン人の死体と魂を運ぶ様に命令した。
そして4時間後・・・・。
千年伯爵の元へスカルが大急ぎでやって来た。
「千年伯爵様!直ぐにプラントに来てください!!」と言った。
その言葉に従い、千年伯爵達はすぐにプラントへ急行した。
そして、AKUMAプラントの前には見たことの無いAKUMAが立っていた。
AKUMAの持つ砲台が左腕から大量に出て、顔の右には仮面がつき、頭に五芒星がある。しかし、普通のAKUMAとは明らかに違うところがあった。それは姿だ。身長は明らかにに人間の子供ぐらいしか無く、顔もまん丸で耳の付いた帽子を被っている。そして腹にも五芒星が付いていた。
立ったまま、千年伯爵の元へ顔を向けた。
そして、伯爵の元へ歩いて行き、お辞儀をした。
その後、「伯爵サマ、何ナリト御命令ヲ。」と言った。
「こりゃ、すごいモンが生まれちゃったねぇ~。千年公。」とティキは呟いた。
未知の存在と対面した千年伯爵達。
しばらくの間、沈黙が続く。
{何だこいつ?AKUMAか?いや。それにしては人間の魂の気配はしねェし、千年公の態度も変だ。}とティキが心の中で呟き。
{何だろうこの生き物?千年公と同じオーラみたいのを発している・・・。}とロードが思った。
「あなたは誰デスか?」と千年伯爵が質問をする。
「これはこれは失礼しました。まだ名前を申し上げていませんでしたね。私は死霊使いのネククと申す者です。以後お見知りおきを。」と言い、髑髏の帽子を被ったケロン人は人間の死体から降り、丁寧にお辞儀をして自己紹介をした。
「いやいや、俺たちが聞きたいのは名前じゃなくて、あんたが何者なのかって事なんだけど。」とティキは言った。
「ああ、そっちの事でしたか。では説明する前にあなた達の影に隠れている生物兵器達に武器をしまう様に言ってください。」とネククは返事をする。
すると千年伯爵はAKUMA達に向けて、下がる様に命令をする。
「これでよろしいデスか?」
「はい、結構です。では本題に入りましょう。私は見ての通り、この世界の住人ではありません。あなた方の住んでいるこの世界とは別の世界からやって来たのです。」
それは聞いた千年伯爵は「なるほど、そう事デシタか。別の世界から住人がやってくるとは、七千年以上生き続けるとこの様な出来事にも出会えるデスねェ。」と言った。
{別の世界があるっていうことにも驚きだけどな。}とティキは思った。
「それで一体なんの様でここへ来たのデスか?」
「実は私は異世界というものに興味がありましてしてね。自分の部下にそこへ続く門を創る実験をする様に言いまして、一応完成したので使ってみたらここに繋がったという事です。」とネククが言った。
「しかし、この世界はあなたにとって興味がある世界になりマスかね?この世界は我々、ノアの一族とエクソシスト達の聖戦が繰り広げられている過酷な世界なのデスよ。」と千年伯爵は言った。
ネククはそれを聞くと「そうですか・・・・それは好都合です。」と言い、不気味な笑みを浮かべる。
「?」と千年伯爵は疑問に思った。
「私にこの世界の事をもっと教えてくれませんか?あなた方の力になる事が起こるかもしれませんよ。」
長い間お待たせしてすいませんでした!!ではクロス小説第3話始まります。
電話の相手に会おうとする千年伯爵の元へロードが現れる。
「ねえねえ。話相手は誰だったの~?」とロードはさらに質問する。
「・・・・人間では無いと思いマスよ。」と返答した。
「へ~。じゃあ誰なんだろうね。AKUMAでも無いの?」
千年伯爵は頷く。
「なんだがおもしろうそう♪僕も付いて行っていい~?」
「・・・いいデショウ。」
「やった~!!」と言い、はしゃぐロード。
そこへ、「珍しいじゃねえか。千年公。」と青年の声が聞こえてきた。
「普段、ロードをお留守番にするあんたが、どういう風の吹き回しだい?」と言いながら、声の持ち主が姿を現した。
シルクハットとタキシードを着たイギリスの紳士風の男がやってきた。
ロードと同じ灰色の肌だ。(説明し忘れましたが、ノアの一族は全員、肌が灰色で額に十字の傷が7つ並んでいます)そして左目のすぐ下にホクロがある。
彼の名はティキ・ミック。ロードと同じノアの一族の一人で、「快楽」のメモリーを司るノアだ。食人ゴーレム「リーズ」を操り、万物を通り抜けたり、足場にする事ができる力がある。ロード程、人間を嫌っているわけではなく、人間と一緒に生活をしていた事もある。かつては人間とノアの二重生活を楽しんでいた。
「一応、用心しておこうと思いマシテね。ティキぽんも一緒に来マスか?」と千年伯爵はいう。
「・・・・千年公、その呼び方やめてくれっていつも言ってんでしょう。」と少し怒りを含めながら言う。
そして夜になり、ロードとティキ、千年伯爵の3人で電話の相手の所へ向かうことになった。(ティキはめんどくさいから行かないと言おうとしたのだが、ロードによって無理矢理行くことになってしまった)
ー〇〇町ー
辺りはすっかり暗くなり、人間の姿はどこにも無かった。
千年伯爵達は念のためにAKUMA(レベル3)3体を連れてきていた。もし、見つかってもすぐに人間をすぐ殺せるようにだ。
やがて、電話があった家の前に着く。
「ここデスね。」といい伯爵を先頭に後から続くロード達。
そして、家の扉を開き、中に入るとそこには人間の死体が3体、床に転がっており、髑髏を被った見たことが無い生き物が人間の死体の上に乗っていた。
やがてその生き物は伯爵達に気づいた。
「どうも始めまして。」