いつか必ず失ってしまうものならば
はじめから「大切なもの」なんて作らないほうがいい

自分にとって最も大切な相手が存在していても
相手にとって最も大切な自分はどこにも存在しない
かもしれない

大切なものが
一つだけではない者はそのすべてを本当に
大切に思うことができるのだろうか

大切なものたちは いつも すれ違う

著者:新井理恵