(1月23日
のブログからの続きです)
さてさて、これまではストーリー展開をだらだらと語る内容になってしまいましたが、やっぱり大哥作品なんだからアクションシーンについても少しは書かないといけないなぁと思いまして。
これまた小出しに少しずつですがお付き合い願います。
前にも説明しましたが、今作での大哥の役柄はThongというギャンブル狂の泥棒です。
大好きな賭け事の為に多額の借金までしてのめり込んでいた日々。
金を普請していたギャングのボス:McDaddy(陳子聰<コンロイ・チャン>)にまで愛想尽かされ、マンションの一角でスッタモンダの逃走劇を繰り広げます。
屋上に追い詰められたThongはバルコニーから身を乗り出し、手すりにぶら下がって懇願します。
「命だけは助けてくれ」と。
しかし、「金を返せないなら死ね」とばかりにMcDaddyは手に持ったシャベルでThongを叩き落そうと躍起になります。
手すりを握る手が次第に緩んでいくThong。
重力の法則に耐え切れず、十数階建てのアパートから落下してしまいます。
あっっっ!!
と思った次の瞬間・・・
Thongは階下の窓辺に突き出している換気坑に飛び乗ります。
巧い具合に足場を見つける訳ですが、換気坑ですから50cm四方程の拙い出っ張りです。
さぁ、ここからが大哥スタントアクションの見せ所です!!
幸いな事に各階毎に換気坑が少しずつずれて配置されているので、これを足場にピョンピョンと飛び移りながら降りて行く大哥。一部はCGとワイヤーで撮影されたのでしょうが、別カットとなる地上4~5階部分からはノーカット&ノーワイヤー&勿論CG無しでこのスタントを完成させています。
そして地上に着くや否や、元彪(ユン・ピョウ)演じるSteveと鉢合わせとなります。
この辺の一連の流れは『プロジェクトA』での時計台スタントでのドキドキ感を彷彿とさせていて、こりゃぁたまりませんよ
そりゃぁもぅ大哥もいい歳ですし、80~90年代前半頃の超絶スタントアクションを期待しても、それは高望みなわけでして。
観る側としても勿論そんな度肝を抜くようなアクションはそんなに期待していませんし。
それでも大哥は根っからのエンターテイナーですから、自分が出来る限りの範囲内でのスタントアクションを披露したがる人なんですよ。
観客の貪欲さも当然理解しているでしょうから。
だから、この排気孔を使ったスタントアクションを観た時に、改めて大哥の身体能力に驚くと共に、彼自身のアクションに対する貪欲さを目の前に突きつけられたようで、正直感動してしまいました。
現段階ではこの映画が日本で公開される目処は立っていないようですが、もしも公開されるとして予告編やら宣材には是非このシーンを挟み込んで欲しいと思います。
それだけで日本の大哥ファンは喜ぶと思いますよ。
またあの人、とんでもないアクションをやってのけたのね──って。