高気密の持つ意味2 | そうなの家|札幌市東区リフォーム会社福住の施工例やイベント紹介

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昨日は高気密の意味が、換気との連携である旨を書きましたが、実際高気密の家が本当に必要なのかと言うとそうでもなかったりします。
結論から言うと、大丈夫な人は、どんな家に住んでも大丈夫だからです。
そんな人が、自己責任で気密性の低い家に住むと言えば、全くその通りなのです。
汗水垂らして働いて貯めたお金と、これから背負う莫大な借金を考えれば、お施主さんはお施主さんの好きな家に住む権利があります。
高気密と聞いて息が詰まりそうな家だと感じて、高気密を避けるのもお施主さんの自由だと思います。
ログハウスでも、純和風建築でも、気密なんてコンセプトのない家に暮らそうと思えば充分に暮らせる物です。

しかしです、本当に家の中の空気質を考えた場合には、機械換気より安定した換気方法はありません。
よく勘違いされるんですが、窓を開ければ換気なんて簡単だと言われます。
しかし、雨や風の強い日、雪の日、寒い日、また就寝中に窓を開けて換気すると言うのは合理的ではありません。
最悪の条件下でも安定した換気量を確保するというのが機械換気の一番の目的なのです。

またこういう見方も出来ます。
気密精度の高い家は、建築精度の高い家である・・・と。
以前は高気密化の為に、防湿層と気密層(面倒くさい用語ですな、そのうち説明します。笑)を兼ねてビニールを使っていました。
しかし最近は合板(ベニヤ板の厚い奴です。)を使って気密をとります。
ですから、高気密は施工の精度が良くないと低い数値しか出ませんし、精度を補うテープとかウレタン、シーリング材等の副資材の使用量が増えていきます。
最初から木造躯体を上手に組み上げると副資材は少なくてすみます。


というわけで、Q値は理論数値でしかありませんが、C値は実測数値です。
すなわち建物の精度の尺度と見ることができます。