こんにちは。

NPO法人CLE協会(色彩生涯教育協会)の

マジカルカラーリスト  近藤智美です。

 

令和元年

おめでとうございます!

 

平成最後の昨日、

ニュースで

退位礼正殿の儀の様子を

テレビなどで観られた方も多いのではないでしょうか。

天皇がお召しになっている

黄櫨染御袍。

 

これが観たくて、TVに釘づけになりました。

 

漢字変換もたいへんだったな。

黄櫨染御袍という言葉。

 

上の写真にもあるように

重要な儀式で用いられるもので

天皇しか身につけることができない色の装束なのです。

 

この

決まった人しか身につけることができない色のことを

禁色(きんじき)というんですよね。

 

黄櫨染(こうろぜん)という色は

ウルシ科の落葉喬木のはぜ(黄櫨、櫨)の木の心材の煎汁と

蘇枋(すおう)、酢、灰などで混染することからきた色名

なのだそうですよ。

 

アップにしてみると、

桐竹鳳凰紋がある、

黄みの中明度の褐色なんですよね。

 

その色は

太陽が一番高いところで輝く色

をあらわしているのだそうです。

 

昨日、皇太子さま(今日を迎えると、皇太子とおよびするのは

遠い昔のことのようにも感じますが・・・・)がお召しになっていた色は

黄丹(おうに)。

 

これは昇りはじめた朝日の色をあらわすとのことで

黄櫨染よりも明るく朱色の黄みを強くしたような色でしたね。

 

黄丹も皇太子さまの礼服の色として

禁色ではあるのですが、

『歴世服飾考』という書物によると、

款冬色(かんとういろ:やまぶきいろ)あるいは

黄朽葉色(きくちばいろ)と称して、名前を変える

ことによって用いられたりもしたそうです。

 

黄丹は顔料のひとつでもあり、

社寺の丹塗(にぬり)で知られるように

古来からよく使われていたものでした。

 

日本古来からの儀式から

日本を学ぶことができますね。

 

伝統色には、それぞれのストーリーがあって

すごく興味深いです。

 

さてさて

令和になっても

「色」をさらに深めてまいります。

 

私自身の「個」=カラーも深めて

毎日毎日を彩り多く過ごしていきたいと思っています♪

 

令和元年

おめでとうございます。

 

私は息子と映画を観て過ごしました。

笑 まったく日本を感じる一日・・・というわけではないですね。

 

アベンジャーズ

たっくさん出てきて

誰が誰やら最後はすごすぎて

笑っちゃうくらい

たくさん出てきました。圧巻です。