速さは 時速の場合「1時間あたりにどれだけの距離を進んだか」です
時速60kmならば1時間に60km進んでいます
ここで気をつけないといけないのは 途中で信号にとまったりしていた時間も
含めて スタートと到着だけ考えて トータル○時間でトータル○km進んだか
ということです
時速60kmというのは ずーーーっと時速60kmということはまず無理ですよね
加速している時間 停止している時間など「全て含んだ時間」ということです
言うなれば「平均の速さ」ということです
※自動車のメーターは「瞬間の速さ」です
つまり速さは刻一刻と変化しています
全体としての「(平均の)速さ」=「トータルの距離÷トータルの時間」で出すのです
150kmの距離を
行きは時間5時間 つまり →(平均の)時速30km
帰りは時間3時間 つまり →(平均の)時速50km となります
では往復の速さは?
(時速30km+時速50km)÷2で 時速40kmなのでしょうか?
往復の距離は当然 300km
かかった時間は5時間+3時間=8時間
速さは300km÷8時間=時速37.5kmとなります
さきほど刻一刻と変化している速さは
全体として「(平均の)速さ」=「トータルの距離÷トータルの時間」で出すと言いました
やはり往復も(この場合は 速さが時速30kmと時速50kmで刻一刻と変化したと考えます)
「トータルの距離÷トータルの時間」です
だから「トータル300km ÷ トータル8時間」 = 時速37.5km となります
でこれ今回はたまたま往復300kmでしたが
距離が変わっても同じです
つまり 時速30km と 時速50km の 往復の速さは 常に時速37.5kmになります
※時速を縦 時間を横 距離を面積で考えれば また違った考え方で この「常に時速37.5km」になることを
説明できるのですがそれはまたの機会に