ひゃあ。ついやっちまう癖。 | 陽気なインチョの日常と回診

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ふくやまです。 タコとタイと子午線のまち・明石(兵庫県)の小さな病院の院長です。消化器外科医で緩和ケアをやっています。マジメ2割+小ボケ8割のブログですがよろしくお願いいたします。

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あかんと知りながら、
また、あかんと思いながら、
昔からやっちまう癖が 「腰~背骨を鳴らす」こと。

スッキリするんだよねえ。

でも我慢せなあかんねんな。


爽快! でも危険? 自分で関節ボキボキ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1483805&media_id=77


自分で首の関節をボキッと鳴らし、すっきり解消させるという人が意外と多い
■関節を鳴らして肩こり解消!?

 肩こりがつらくなり、自分で首スジを指圧してみても、指が疲れるしいまひとつスッキリしない……。そんな時、思わず自分で首を捻って、ボキっと音を鳴らして、首スジのモヤモヤ感を解消するという話をよく聞きます。

 「首がボキッと鳴るなんて、怖そう!」と思う人もいると思いますが、男性のみならず、女性でもボキボキ鳴らして、「肩こりの悪化を予防しています。」という人もいます。

■関節ボキボキはクセになる

 この首をボキボキ自分で鳴らすという行為は、果たしていいのでしょうか? 整体やカイロプラクティックの先生も、関節をボキボキ鳴らして施術をしているから、大丈夫だと思っていませんか?

 実は、自分で首をボキボキ鳴らすことを習慣にしてしまうのは、とても危険なことなのです。一時的なスッキリ感を覚えてしまうと、そのクセを止めようと思っても、首を鳴らさなければ首の違和感や肩こりを強く感じてしまい、止められなくなってしまう恐れがあります。

■関節のボキボキは何の音?

 首を捻るとボキボキ鳴る音の正体は何か、海外の研究を含めると、まだはっきり解明されてはいないのですが、有力な一説があります。それは、「気泡」。

 関節は2つの骨から成り、少し隙間があります。関節周囲を覆うように関節包という組織があり、その中には関節をスムーズに動かし、軟骨に栄養を与えるための液体(滑液)が入っています。自分で首を思い切り捻ると、その関節周囲では圧力の変化が起きるのですが、「ボキ」の正体は、その時に液体から発生する気泡の音である、と言われています。この時の刺激が、首の筋肉をリラックスするように感じさせ、スッキリ感を得てクセにさせてしまうのです。

■スッキリするのは少しの間だけ

 確かにボキっ音をさせることで得られるスッキリ感は、その時、首の症状や肩こりを緩和させるかもしれませんが、実はとても危険です。いつもはすぐに鳴る音が、なかなか鳴らないといって、繰り返し挑戦しているうちに、頚部の筋肉や関節を痛めてしまうことあります。

 やみくもに鳴らしていると、骨の変形を招いたり、音の種類によっても骨の変性の進行に違いが見られる、といった話もあります。自分で鳴らす場合は、音の鳴る関節がだいたい決まってきてしまい、常に同じ部位だけが刺激をされるということも良くありません。

■ボキッと首を鳴らしたくなったらどうする?

 もし、関節の音を鳴らさないと気が済まないという人は、つらいと思いますが、無意識に首を捻るクセを直すように心がけてください。「鳴らしたい!」という衝動に駆られても、そこはじっとこらえて下さい。

 鳴らし続けてしまうと、一時的には気持ちよくても、そのうち首の痛みを生じたり、周辺の筋肉が硬くなってきて、コリが改善されにくくなる可能性があります。ある程度の期間我慢ができた場合、今まで音が鳴っていた関節の周囲も、不安定性が改善され、悪化が防げると思います。

 整体やカイロプラクティックの先生が、関節を鳴らすような施術をする場合がありますが、それは、回復させるべき部位を見極めて行っているものです。自分で音の鳴りやすい部分だけをボキボキさせるものとは違うので、音が鳴ればいいというわけではありません。

 今まで、ボキッという音は鳴らなかったのに、ある時から、首を動かすと自然と音が鳴ってしまうようになり、心配される方がいます。音だけでは、状態の良し悪しは言い切れませんが、筋肉の緊張が緩和されたり、関節の動く範囲が改善させると、音が消える場合があります。

 過去にそういった経験がある人が、再度、自然と音が鳴るようになってしまったら、「もしかして、首に負担がかかり始めたかも?」という目安になるかもしれません。

【肩こりガイド:檜垣暁子】

……いろんな職業があるねんなああっかんべー