フルボディー。 | 陽気なインチョの日常と回診

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ふくやまです。 タコとタイと子午線のまち・明石(兵庫県)の小さな病院の院長です。消化器外科医で緩和ケアをやっています。マジメ2割+小ボケ8割のブログですがよろしくお願いいたします。

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フクボン、当直明け。

お昼間からまったりと。

ビストロにてグラスシャンパンとまどろむ。



「なんかね、やっぱり赤ワインはええんやって」

お隣はおばさんだ。

話している相手もおばさんだ。
(推定年齢50代)

「前にもはやったやんねぇ」


うん。 そうそう。

そんな話もあって前にワインブームだったな。

(フクボン、心の声)


「いやね、認知症にも赤ワインがええんやって。

フルボトルの方がいいらしいけど」



「へええ。フルボトル」



・・・違う。

断じて、違う。

おばさんB、
真に受けてフルボトル呑み切るなよ。


それ、おばさんA がフルボディーと間違えてるだけだから。

フクボン。
心の中で強く、念じる。



おばさんたちに幸あれ。




赤ワイン 認知能力高める効果
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1444127&media_id=2

赤ワインが、記憶に関わる脳の神経細胞の数を倍増させ、認知能力を高めることが、岡嶋研二・名古屋市立大大学院教授(展開医科学)のチームの動物実験で分かった。白ワインでは効果がなかった。近く米国の栄養生化学雑誌に発表する。

 これまでに赤ワインを1日400ミリリットル(グラス3杯程度)を飲む人は、飲まない人に比べ、認知症の症状が表れにくいことが、フランス・ボルドー大などの疫学調査で分かっていた。チームは、赤ワインに含まれ、心疾患減少に効果のある「レスベラトロール」という成分に注目。マウスにレスベラトロール含有量の多い赤ワイン0.2ミリリットルを毎日、3週間にわたり飲ませた。

 その結果、脳の中で記憶をつかさどる「海馬」と呼ばれる部分の神経細胞が、飲まないマウスに比べ2倍に増えていた。迷路でゴールにたどりつく時間も訓練開始から5日目に、飲まないマウスに比べてほぼ半分になった。白ワインを飲んだマウスは、飲まないマウスと同じ結果だった。効果がどこまで継続するかはこれからの課題だが、持続して摂取する必要があるという。

 さらに、胃が受けた刺激を脳に伝達する物質の機能を失わせたマウスでは、レスベラトロールを飲ませても脳機能改善の効果は認められず、レスベラトロールが、伝達物質を通して脳に影響を及ぼしていると確認した。

 レスベラトロール濃度が高いのは、フルボディーや色の濃いタイプの赤ワインという。

 岡嶋教授は「赤ワインの健康効果は欧州の人々の間で言われてきたが、やはり科学的な裏付けがあった。しかし、アルコールの過剰な摂取は肝臓への悪影響もあり、飲み過ぎないでほしい」と話す。【田中泰義】



そう。

飲み過ぎないでほしい。


フクボンもう一度、願う。

おもしろいネタをくれた
 おばさんたちに幸あれ。