吐下血をどうにかしよう」!! | 陽気なインチョの日常と回診

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ふくやまです。 タコとタイと子午線のまち・明石(兵庫県)の小さな病院の院長です。消化器外科医で緩和ケアをやっています。マジメ2割+小ボケ8割のブログですがよろしくお願いいたします。

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亡くなられた患者さんのご冥福をお祈りいたします。


前にも書いたように、
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1441810631&owner_id=8866632

フクボンはいま 

「明石で起こる吐下血をどうにかしよう」 がテーマだわーい(嬉しい顔)


繰り返す。


民間病院で平日の曜日を固定して、

7日のうちのその1日に戦力を一極集中する。

その日に緊急内視鏡、輸血などの看護や検査の体制をとること。


これなら。

消化器に携わっている病院なら、できる(はず)。


特別な病院だけじゃなく、普通の病院でもできる、救急を支えるリンク。

それを作っていく。






■70代独居女性、7病院に受け入れ拒否され死亡

(読売新聞 - 04月03日 22:04)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1164383&media_id=20

三重県伊賀市の70歳代の女性が3月、自宅で倒れ、救急搬送を要請した県内外の7病院に受け入れを拒否され、約2時間後に到着した津市内の病院で死亡したことがわかった。

 伊賀市消防本部によると、女性は一人暮らし。3月19日午後5時30分頃、近所の人の通報で駆けつけた救急隊員が1階居間で血を吐いて倒れているのを発見。意識があり、消化器から出血していたとみられ、同市内の総合病院に電話で受け入れを依頼したが、断られた。さらに同本部の通信指令室から県内と滋賀県甲賀市の6病院に連絡したが、専門医の不在や救急患者の対応などで拒まれたという。

 約1時間10分後、津市内の病院が受け入れを了承し、女性宅から約50分かけて搬送したが、すでに心肺停止状態になっており、翌朝、出血性ショックで死亡した。

 受け入れを拒否した病院のうち5病院が公立。同本部は「搬送の遅れと死亡との因果関係は不明」としている。

 伊賀市と隣接の三重県名張市では医師不足が深刻化し、2008年春から3総合病院が交代で休日や夜間の2次救急を受け入れる輪番制を導入していた。