「 自然のすごいところは、誰も主役じゃないということです。
逆に言えば、誰もが主役だと。」
環境再生医 大地の再生技術研究所所長 矢野智徳氏
(『道』2022年10月号より)
この半世紀以上にわたる、人による国土開発によって、
大地が息ができなくなっているそうです。。。
かつては自然の治癒力だけで再生できた風土が、
今やそのいとまも与えられないほど、深く傷つけられている…。
その大地の自然の力を再生させる取り組みを行っている矢野氏。
自然の力を知り尽くした氏の言葉には、
充分な重みと説得力があります。
自然から学ぶことは、大きく、深いです。
都市部に生活する私たち。
人工的な環境下での日常において、
私たち大人が子どもたちに接する時に、
「主役」になることを求めすぎてはいないでしょうか?
「自分が自分が」では孤立します。
「我」を少し引っ込める。
そこから周囲への調和が生まれ、幸せな空気感が生じ、
その調和の力が、一人一人を輝かせるようになります。
仲間との協調によって、一人一人の実力が伸び、開花する。
アウトドアでの活動は、そういう人生観と気付きを与えてくれます