私が膵がんの告知を受けた時は、
既に肝臓にメタが増殖しCTではっきりした画像にたくさん写っていました。
膵臓は他の内臓に隠れて良く見えないけれど、後にがんセンターで内視鏡から膵臓の組織を取る検査をしてここが原発であることがわかりました。
肝臓にメタが出ていることで全身にがんが回っていることは容易にわかります。
がんの治療を受けなければ、
大体の死期は決まってきます。
その道もあると思っていました。
ところが子どもらが治療をして欲しいと言い、
彼も治って欲しいと言い、
同僚や所長も応援してくれて、
まぁいいかと「治らないけど死なない」治療を受けることになりました。
昨年の夏は抗がん剤が効かなくて一時は覚悟も決めたのですが、そのおかげで効かなくなった抗がん剤を違う抗がん剤でフォローするのがあり、今も続けています。
それでどこまで行くのかは未知数です。効いている間は続けてみます。
そして効かなくなった時には痛み止めや便秘薬や糖尿病の治療だけして緩和ケアを受けます。
先の予定はざっくりです。
でも道筋が決まっているのは楽だと思ってます。
そのためには風邪などの感染症にならないこと
山や出先で転んで寝たきりにならないこと
予定通りにことを進めます。笑
10月には年金を申請して年金生活者になります。年金で生活できなければ少しパートで働くのも視野に入れてます。
痛み止めが効果的にQOLを上げてくれるので、がんになっても怖くはありません。
治らないけど死なないでいることは私に大きなチャンスをくれました。今まで出来なかったゆっくりとした時間やこれからのことを考えたり、新しいことへのチャレンジもしてみます。