貸し出し図書感想文♪【和田遥風さん】 | 音楽塾ヴォイス福岡本校のスタッフブログ

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みなさんこんにちは!

 

 

本日は、ヴォイスで貸し出し中の本を読んだ

生徒さんの感想文をお届けします!

 

感想を書いてくれたのは・・・

和田遥風さんです♪

 

 

なんと、3冊分の感想をまとめて書いてきてくれましたグッ音譜

本イキガミ

本世界から猫が消えたなら

本パレード

コロナでのおうち時間、

私は『イキガミ』/百瀬しのぶ、

『世界から猫が消えたなら』/川村元気、

『パレード』/ 吉田修一 の3冊を読みました。

 

3冊のうち『イキガミ』と『世界から猫が消えたなら』は、

「もし自分が明日死ぬなら・・・」という想像をかき立てられる作品で、特にコロナ騒ぎで「死ぬかもしれない」ことをリアルに考えさせられる今日では、より自分のこととして登場人物に感情移入することができました。

 

どちらの小説も数十ページごとにストーリーが一区切りしてあったので、非常に読みやすかったです。

同じ"死"を取り扱っていても、

かたさや冷たさを感じさせる『イキガミ』と、

どこかあたたかさを感じさせる『世界から猫が消えたなら』。

漢字を多く使うかひらがなを多く使うか、

語り口を〜だった。〜だ。にするか、

『〜でしょ!』『〜の?』などせりふを使い優しい印象にするかによって差別化されているように感じました。

 

また、『パレード』は現代の人間関係、コミュニケーションのあり方について「これでいいのか?」と問いかけるような作品でした。登場人物は誰一人として一般的に"善"と思われる生活を送っていないのですが、読み進めていくうちにいつの間にか「まぁ、こういう人たちもいて普通だよな」というような感覚になってきて、何が普通なのか、許されることと許されないことの境界線がどこにあるのかがあいまいになってゆくのを感じました。

 

自分という人間をしっかりもってある状況を見れば、間違いに気づいて、行動を起こすことができるけれど"本当の自分"を装ってなんとなく生活していくうちに、自分自身を見失って本当に大きな問題が起こるまで気付くことができなくなってしまうこわさを知りました。

 

 

和田さん、ありがとうございました!

自粛期間でたくさんの作品と触れ合う時間ができたようですねびっくりキラキラ

 

西尾先生もおっしゃっていましたが、

本を読むことで作詞のセンスが磨かれることは間違いありません。

 

 

福岡校では生徒さんに無料で貸し出しを行っていますので

ぜひたくさん借りて、語彙力や言葉のセンスを磨いてくださいね音譜