小説『白夜行』感想文(青木桃子さん) | 音楽塾ヴォイス福岡本校のスタッフブログ

音楽塾ヴォイス福岡本校のスタッフブログ

音楽塾ヴォイス福岡本校スタッフより授業の様子、イベント、出身アーティスト情報など
その他ヴォイスのお知らせをお届けします!

 

みなさんこんにちはウインク

 

福岡では今日、雨でした雨

天気予報では明後日木曜日も雨となっているので

濡れて風邪をひいたりなど、体調を崩すことが無いように気を付けて下さいね!

 

さて、本日は小説『白夜行』の感想文を福岡校の青木桃子さんが書いてくれたので

ご紹介します!

 

 

 

「白夜行」には物語を主観的にとらえて解説していく『主人公』が

いませんでした。今まであまり読書をしてこなかったので、こういう文章の

書き方もあるのだなあ。と思いました。物語を客観的にとらえ

目の前で起こっている事実のみを表現しているだけなのに、

その人の感情や思っていること、また別の人物との関係性が

自分の頭の中で想像としてどんどんふくらんでいくことに

感動しました。

 

この物語での中心人物は「桐原亮司」と「西本雪穂」の

二人です。でも作中で2人が接触するシーンは1度も

なかったことに、読み終えた後ビックリしました。

初めのうちは2人に接点があるとは思えませんでしたが、話を

読み進めていくにつれて、バラバラだったピースが1つ1つ

つながっていき、私はいつ2人が接触するのか、答え合わせの

瞬間はいつなのか、、、と期待していました。しかし最終的に

2人が一緒にいるシーンはありませんでした。にも関わらず

読者に「この2人は絶対にどこかでつながっている」と思わせられる

ことは本当にすごいと思うし、

歌詞を作る上で聴く側に

想像力を掻き立たせる書き方は、勉強すべき点だと思いました。

 

青木さん、ありがとうございますキラキラ

この本を読んだことで、小説には様々な文体があることに気付き、

さらには、作詞に必要なことを学べたようですね音譜

 

ヴォイスでは小説や映画などの貸し出しを行っているので

皆さんも青木さんのように読書や映画鑑賞を作詞の勉強に役立てて下さいね照れ