どうも、不屈Tシャツの大ちゃんです!



前回からの続きです!



夢を追い続けるか、夢を諦めるか、

選択を迫られる中、農業大学校2年の冬が来ました。



一応、新規就農を目指し、

1年生の夏に行った農家さん(東金編2で登場)のところへ相談に行きました。


その農家さんでは、研修ということでお給料は無いが、

1から農業を教えていただけることになりました。


幸い、祖母の家が近かったので、そこから通うことも可能かなと思っていました。


しかし、当時80歳で一人暮らしをしている祖母に相談したところ、


「自分1人で生きていくにも大変なのに、お前の面倒までは見れない」と断られてしまいました。



そこで、農家さんの近くのアパートを探しましたが、家賃もそこそこ高く、


研修の1年間の間、唯一の資金である300万円を切り崩して生活するか、

夜もバイトをして頑張るかの選択を迫られました。


当時は20歳になったばかりで、必死に働いた経験もありませんでした。


そんな私には、

日中農作業をした後に、

生活のためのバイトをすることが、

地獄のような日々なのではと怖くなってしまいました…



そんな時です。

就職活動は全くしていなかった私に、

東金でバイトをしていた農家さんから、


「知り合いの会社に、

良い学生がいれば、紹介をしてくれと

頼まれてるんだけど、

説明だけでも聞いてみないか?」


と言われました。


夢を追う恐怖が強まっていた私は、

話だけでも聞いてみるかと思い、

バイト先の農家さんと、その会社に行きました。



そこで、社長と営業課長と面接をして、

「君が良ければ、履歴書を持ってくれば、

採用でいいよ」

と言われました。


そんな簡単に決まることがあるのか?

と半信半疑になりながらも、

雇用条件を聞くと心が揺らぎました。


給料は決して高くないですが、

初任給17万、ボーナス2回(1月分)、社会保険加入

と一般的な会社でした。


会社で必要な資格も一通り取らせていただけるということで、

自分の手に職をつけることにもなります。



一方、夢の農家になろうとすると、


無給の研修を1年と生活費を稼ぐためのバイトの日々、

1年後には資金がないので、

借金をしての新規就農への準備、


その後も儲からないと言われてる、

農業界での生活が続く。


想像しただけで、

サラリーマンの方がよっぽど生きやすいなぁと感じてしまいました。



そこからは、夢を追う喜びよりも、

恐怖の方が強くなりました。


研修を予定した露地野菜の農家さんへは、

研修を辞める連絡を入れて、白紙に戻しました。


そして、紹介された東金の会社に就職することを決めました。



夢を諦めて、就職をした私は、

その後も農業大学校のある東金市に住み続けました。

農家になる夢を諦めても、

農業を身近に感じられる場所に、

居続けたかったのかもしれませんね。


この選択が、

後に農業をはじめたきっかけを逃さない、

大事な選択となるのです!


たとえ、夢を諦めたとしても離れすぎなければ、

近くにいさえすれば、

チャンスは訪れるということを実感しました。



チャンスがどのようにして訪れたのか、

この続きは次回以降に書いていきます!



では、またお会いしましょう!