ネロの家庭教師というので、あまりイメージが良くはなくて、これまで避けてきたセネカの本を読んでみた。
共感できる部分、なるほど、と思った部分が結構あったかな。
共感ポイント
- 人は必ず死ぬのにあたかも死なないものであるかのように50歳、60歳になるまで考えることもせずに、他人に時間を奪われたり、あくせく働くなんてよろしくない。自分の人生を短くしてしまっているのは自分だ。自分の時間、人生を大事に生きること=長く生きることが大事だ。
- 哲学を通じて過去の賢人との対話をすることは、とても有意義。自分の時間を奪いにくる他者にかまけている場合ではない。
→FIREして、ひきこもり読書生活をしている今の私の生活はありってことだね、ふむふむ。ただちょっと思うのだけど、世の中全員が、働くなんて意味がない、人と関わる必要もない、さっさとアーリーリタイアして哲学生活ってなったら世の中まわっていかなさそう。。。。この考え方って、哲学者が基本富裕層で占められていた古代だから成立する考え方かも?
なるほどポイント
- 人は必ず死ぬのにそれを避けようとして異常に恐れを持つのはおかしなことだ。
→これって、ゆりかもめに乗るたびに地震&津波を恐れている私にぴったりなアドバイスかも。小心者を治すきっかけになるかもしれない。