あのね、朝、目が覚めて外を見たら龍がいたんですよ
。
真珠色してて、とっても綺麗なの。![]()
是非仲間になってもらおうと、外に出てアップルパイを差し出したんです。![]()
そしたらね、その子、アップルパイを食べながら泣き出しちゃったの。![]()
何を聞いても答えてくれないし、僕、困っちゃって、で、ここに来ました。![]()
ドラちゃんが、おろおろしながら難陀(なんだ)龍王様のところに相談に行ったそうです。![]()
( ^ω^)・・・
最初、みうみう!って思ったんですが、私は所用で外出中だったので「忙しい、後にして」って念で答えたんですよ。![]()
なので難陀龍王様に助けを求めたんですね。
八龍様総出でヒーリングスペースにやってきました。
で、その龍に話しかけるんですが、ぼ~っとしてて、やはり何一つ答えてくれないんですって。
ただ自分たちより霊格の高い龍だから、失礼がないようにしないと・・・
などと難陀龍王様は思ったそうです。![]()
そこへ所用を済ませ帰ってきた私。
龍が喜ぶアップルパイを食べて泣き出す?![]()
どうしたものだろうね・・・
「こんにちは、そのアップルパイ、口に合いませんでした?
ウチの第一龍、料理上手なんで、他に何かご用意させましましょうか?
好きなものを仰ってください」![]()
と、極めて朗らかに話しかけてみました。
じっと瞳を見て、気が付きました。
「・・・あれ、しろろん!
しろろんだよね!
ね、私、みうだよ!
判る?」![]()
しろろんが進化を遂げて龍に変わってしまったようです。
もしかして、記憶の全てをなくしているのかもしれません。
唯一残った記憶が、このヒーリングスペースだったとか?!
「ねぇ、私のせいなの?
私が仲間に加えたから?
ヘビでいたいんだよね。
なら、神様にお願いしてくるよ。
ごめんね、しろろん!」
私は切なくなって、泣いてしまいました。![]()
しろろんは、最初に祀ってくれた一族の方を敬愛してましたから。
霊格だけでいえば高いけども、ヘビでいることに誇りを持っています。
皆のものは動揺していました。
まさか、しろろんなんて・・・
氣づかなかったこともそうです。
自分たちの方が霊格が低かったことにも驚きを隠せませんでした。
龍の方が偉い。
そう思い込んでいて、目が曇っていたようです。
「みう、俺様のことが判るのか?
こんな姿になっちまった、俺様のことが?」
龍になったしろろんが、ようやく口を開きました。