以前、南座顔見世興行の初日は昼夜通し券でした。


ちなみに歌舞伎座も毎回ではないですけど、初日に、特定狂言と言って、昼夜の狂言からピックアップしたプログラムだったこともあったんですよ。


南座顔見世興行は朝10時からかなり遅くまでお芝居がありました。

私めは知らないのですが、打ち出しが遅くなると(翌日になっちゃうと)京阪の顔見世電車なるものも出動していたようです。

上演中、翌日になっちゃうと、「あずかり」と云って打ち切りになっちゃうこともありました。

南座はロビー(大間と云っていました)が狭いので、入場券さえ持っていれば、出入り自由でした。(時々、出た方と戻ってきた方が違うこともありました)


改装前の南座は、二階、三階の両脇の桟敷席が畳敷きになっていて、遅くなると、横になってマジに寝ている方とかいらっしゃいました。


今もですが、舞妓さんの簪は季節、月に寄って変わりますが、師走に差す「まねき」

小さな「まねき」の形になっていて、二枚ついておりまして、贔屓役者に名前を書いてもらいます。

まねきに初めて名前を書かせていただいた時も感激いたしました。
ただ、あれって、ユラユラして書きにくいんです。手も震えちゃって…

そういえば、ずいぶん顔見世興行にうかがってないなぁしょぼん


ちなみに、初お目見えの時は「対面」の三番目の傾城と、歌右衛門おじの「阿古屋」の捕手。高ももだちですよしょぼん

その頃は立ち役多かったなぁ。「廿四孝」の白須賀六郎。「千本桜」の入江丹蔵。極めつけは「炬燵」の三五郎!!女形、なかなか回ってこなかったんですよしょぼん