昨晩、名古屋から東京に向かう、新横浜駅を過ぎたあたりから、車窓を雨が叩きはじめました。


父は「雨男」でした。

大事なパーティー、初日、会は本当によく雨が降りました。


心がザワつくってあるんですね。


東京に着いてもまだ雨が降っていました。


1週間前は食事していた父が2~3日前から管につながれて苦しそうになりました。


病室には母、2人の姉、孫6人、嫁2人。


父は幼い時に祖父を亡くし、祖母と本当に2人きりで頑張ってきた人です。


それが、今は曾孫まで。


父は私めを待っていてくれたように、帰ってきて一時間ほどで、容態が急変しました。


勘三郎兄が駆けつけてくれました。


孫嫁、愛さんも駆けつけてくれました。


名古屋から芝喜松、芝のぶも間に合いました。


京都にいる橋之助からの電話、富山にいる勘太郎・七之助からの電話から大きい声で励ます声が聞こえます。


モニターが0になると孫たちが一生懸命声をかけると、100に上がるんです。




たくさんの愛の中で


父は逝きました。



ちょっと苦しそうだった顔が


微笑んでいるようでした。