今月、新橋演舞場で

「沼津」が出ていますが、これは

「伊賀越道中双六」の中の一場面です。

この「伊賀越道中双六」は俗に云う「伊賀上野の仇討ち」を元に近松半二が書いた戯曲です。

見事に本懐を遂げた三つの仇討ち
「伊賀上野の仇討ち」
「忠臣蔵」
「曽我兄弟の仇討ち」

これを三大敵討ちと言います。

正月二日に良い初夢が見られるように「一富士・二鷹・三茄子」を枕の下に入れる。と云う話がありますが、諸説あるなかで、富士は曽我兄弟の、鷹は浅野匠頭の、茄子は又右衛門のそれぞれ家紋で、大望が叶うと云うところからきているようです。