《 志(こころざし)を立てよう 》
志(こころざし)を立てよう。本気になって、真剣に志を立てよう。生命(いのち)をかけるほどの思いで志を立てよう。志を立てれば、事はもはや半(なか)ばは達せられたといってよい。
志を立てるのに、老いも若きもない。そして志あるところ、老いも若きも道は必ずひらけるのである。
今までのさまざまの道程において、いくたびか志を立て、いくたびか道を見失い、また挫折(ざせつ)したこともあったであろう。しかし道がない、道がひらけぬというのは、その志になお弱きものがあったからではなかろうか。つまり、何か事をなしたいというその思いに、いま一つ欠けるところがあったからではなかろうか。
過ぎ去ったことは、もはや言うまい。かえらぬ月日にグチはもらすまい。そして、今まで他に頼(たよ)り、他をアテにする心があったとしたならば、いさぎよくこれを払拭(ふっしょく)しよう。大事なことは、みずからの志である。みずからの態度である。千万人といえども我ゆかんの烈々たる勇気である。実行力である。
志を立てよう。自分のためにも、他人(ひと)のためにも、そしておたがいの国、日本のためにも。

