人間は一体何が欲しいのか?
それは、
全部気持ちの変化が欲しいのだと思う。
例えば、
お金が欲しい人は、
お金自体が欲しいワケではなく、
お金を持つ事で自由が得られると思っているから、
もしくは安心感が得られると思っているから、
お金はその気持ちの変化をもたらしてくれると思うから、
だからお金が欲しいと思う。
これは、
人間関係でも一緒。
素敵な恋人が欲しいのも、
それによって気持ちの変化が起きるから欲しい。
でも、ここで大きな間違いを犯しがち。
それは、
”自分の気持ちは外からくると思ってしまう”
こと。
しかし、
自分の気持ち、自分の状態は、
いつも自分の中から出るもの。
これをまずは正しく認識しないといけない。
ある場面で、
思ったほどの結果を出せないのは、
馬鹿だったからでも、無能だからでも無く、
ただ、
その時に自分自身がそういう状態だったから。
自分の中で、
自分の持っているすべての資源にアクセスできる、
それを活用できる状態にその瞬間においてなっていなかったと言う事。
だから、
自分の状態を管理することが重要であり、
これは、成功の技術の最も基本的で重要なもののひとつであると言える。
では、
自分の状態は、
何によって出来上がっているのだろうか。
それは、
3つの大きな要素から出来ている。
一つ目
【焦点】
自分はその瞬間、何に集中しているか?
日常の中で起きる様々な出来事の中で、
たくさんのネガティブなことが起きているなら、
逆にポジティブなことも必ず起きている。
では、そのどちらに焦点を合わせるか?
それは自分の選択であるということ。
二つ目
【言葉】
誰しもが、
自分の心の中で、
あるいは口に出して、
自分自身に言い聞かせている言葉がある。
その言葉の中身によって、
自分の気持ち、
自分の状態が大きく変化されている。
例えば、
ある人に、
「最近仕事はどうですか?」
と聞くと、
「死にそうなぐらい忙しいです」
と答える。
またある人に同じ質問をすると、
「やる仕事がたくさんあって楽しいですよ」
と言う。
前者と後者では言葉のチョイスがまるっきり違う。
また、
「イエス」
と言う肯定的な言葉と、
「ノー」
と言う否定的な言葉は、
どちらもエネルギーは強い。
けれども、
そのエネルギーが、
”陽”
なのか?
それとも、
”陰”
なのか?
で大きく違いがある。
これはつまり、
”自分の言葉ひとつで自分の状態が変わる”
と言う事。
また、
状態が変わると言う事は、
自分の肉体的な力も大きく変わると言う事を意味する。
自分の持っている力を最大限に引き出せるかどうかは、
自分の使っている言葉で大きく違ってくる。
だから、
日ごろから、
「退屈だ」
「つまらない」
「暇だ」
と言っている人は、
実際にエネルギーの低い生活をしている。
また、
他人に向かって、
「バカ」
「クズ」
「死ね」
と言う人は、
その言葉を実は自分自身に言ってしまってい
る。
これは、
脳科学でも証明されている。
実際、
そう言う言葉遣いを頻繁にする人で、
豊かな人生を歩んでいる人は見たことがない。
多くの人は、
なぜ自分の生活が退屈で、つまらなくて、暇なのかを知らずにいる。
その答えは、
まさに自分の言葉でその状態を作り出してしまっているからにほかならない。
では、なぜパワフルな人はパワフルだと認識されるのか?
それは、
その人が、
パワフルな言葉を使っているからである。
三つ目
【身体の使い方】
僕の3つ離れた弟は、
統合失調症と言う精神の病で約二年前に入院し、
現在も都内の専門施設で闘病している。
時々彼の見舞いに行くと、
あることに気が付く。
それは、
ある点がみんな同じであることに。
何が同じかと言うと、
施設で生活している人達の、
体の使い方や姿勢がみんな同じということ。
肩が落ちている。
頭が下がっている。
背中が丸まっている。
顔の筋肉が弛んでいる。
つまり、
この体勢だと、
呼吸が浅くなる。
うつ病や、
統合失調症などの精神疾患を患っている患者さんは、
自分が落ち込んでいるからその体の使い方をしているのだと思う傾向にあるそうだが、
実はこれは違う。
そもそも、
「落ち込む」
と言うのは体の状態を指す言葉。
肩も、頭も、背中も全部落ちている。
すると、
体と精神はリンクしているので、
当然ながら、気分も落ちる。
つまり、
今、落ち込んでしまっているのは、
多くの人が考えている事とは逆で、
そう言う体の使い方をしているから、
そういう気持ちになるし、
更にそれが酷くなると、
発病したりしてしまうのだと言える。
この原理に気付くと、
人生は非常に楽になる。
■編集後記
今回も突如出てきたメモの内容からお分かちしました。
余談ですが、
コラムの中でご紹介した僕の弟は、
もともと、
サッカーで関東の代表に選ばれた事もある、
バリバリのスポーツマンでした。
それが病気を患ってからは、
丸で別人かのようになってしまいました。
声も小さくて不明瞭。
視線もよく定まらず目の開きも悪い。
口元の筋肉が緩いので喋ると涎がでる。
何よりも、
人生に対する希望を失ってしまっている弟のその様子が、
兄としてとてつもなく心が痛いです。
ですが、
だからこそ、
"健康な体"と言う、
大きな恵みを頂いている僕が、
「希望は、あると言う所にある!」
と言う言葉に堅く立って、
前向きに歩む事が大切だと思っています。
