ドイツ訪問〜その4〜Besuch in Deutschland | 福島の子どもたちを守る会•北海道

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東日本大震災で被災された方たち、とりわけ福島第一原発の事故に遭遇された子どもたちやそのご家族が放射能の影響から免れ心身の健康を取り戻すことを支援するため活動しています
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9/4  ミュンヘンのホテルで。
矢内幸子です。

ホテルで朝食をとり
朝食のハムはおいしかった
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午前中時間があったので
明日のミュンヘン大学での
講演会の内容を検討する
日本でみなさんに添削していただき
完璧に下書きはできているのだが
なんか
しっくりこない
理由はわからない


ドイツにきて
なにかが
変わった


放射能に関しての
関心意識の違いなのか
マスコミなどの報道の違いなのか

ドイツのみなさんは
放射能の意識が高く良く理解している
そして日本の原発事故後の日本の状態も
日本人以上に知っている

インタビューで
「日本人はなぜactionをおこさないのか?」
ときかれた。
それは逆に
「actionもおこさないで、なぜドイツにきたのか?」と
きかれているような感じがした

「豊かな国日本がなぜドイツに支援を求めに来たのか?」
ときかれた
それは逆に
「日本でもう少し努力することがあるんじゃないの?」と
言われているような気がした

私は明日に講演が迫っているのに
うまく伝えられないと焦りはじめた

11:00のミュンヘン大学の下見に行く
電車を乗り継ぎながら
ミュンヘンの美しい風景はまったく目に入らず
PCの入ったおもいリュックを担ぎ
呆然と歩いていた

しかも
ミュンヘン大学に着いて
講演会に使う
PCや音響の作動確認に来たのだが
「予約が入っていない」と係の方に断られ
やむなく帰る事になった
異国の地なので
連絡の行き違いがあったのかもしれない

明日の講演会内容が定まっていないあせりと
機材の思わぬハプニングで
不安が増長して
この日は眠れなかった

外国で講演するという
壁と困難を感じた1日でした

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