ズッキーニの出荷を終えました。
今期の栽培を振り返り、自分なりに考えた事をまとめておこうと思います。
定植は、4/10、4/18、4/23、5/10の4回に分けて行いました。しかし、収穫を行えたのは、後半の2回分のみでした。前半2回分は、定植直後に寒さにやられました。これは、トウモロコシと同じでした。この時期に定植するならば、定植当日に被覆をしなければいけない事を痛感しました。
栽培本数は150株程度でした。最終出荷本数は、約1000本でした。ズッキーニは、1株から15本以上の果実が取れるので、最終の数字は非常に少ないと感じています。原因は、5/10定植分が、生育初期にアブラムシの被害を受けた為だと考えています。アブラムシの為に、全体の50株程度は生育不良になりました。牛乳+カキ殻石灰水を葉裏に散布しましたが、アブラムシは強かったです(今年は、アブラムシの被害が多かったと周辺農家から聞きました)。来年以降は、ニームを使用しようと考えています。総数150のうち、5/10定植分が8割以上になってしまった為、数字が伸びませんでした。もともとこの時期に定植するつもりはなかったのですが、前半2回分が全滅したので、急遽育苗を行いました。
収穫は、7/10以降に本数が少なくなりました。時期的に限界ではないかと感じています。前日まで、70本程度収穫出来ていたのが、当日は1桁だったと記憶しています。5/10定植分は、この時期までに1株から12-13本しか取れていなかったので、やはり定植が遅かったのだと思っています。来年以降は、この時期に定植する本数は少なくしようと考えています。
今年は、95のマルチを使用しましたが、来年以降は135のマルチも試してみようと考えています。畝間の草に注意します。元肥をしっかりしておけば、追肥は不要だと感じました。梅雨時(6/25くらいから)見られる「ズッキーニ軟腐細菌病」は防ぎようがありませんでした。
今日、52歳の農家と話しました。その農家は、「あと20回出来るかなぁ。分からねぇなぁ」と言っていました。私は、悔いが無い様に畑に向き合いたいと思いました。