こんにちは。

福島大学硬式野球部です。今シーズン限りで引退する選手たちから引退した気持ちを綴って頂きました。


少ない人数でしたがチーム想いの4年生で、プレーで引っ張ってくれることはもちろん、裏方の仕事も最後まで徹して頂きました。



こんな素晴らしい4年生がチームを離れるのはとても寂しいですが、これからは残った部員で4年生のスピリッツを受け継いでいこうと思います。



また、学業に専念するために今シーズン限りでチームを離れる3年生もいます。

とても大きな戦力がいなくなってしまうのは本当に心細いです。しかし、自分の選んだ道で花咲かせるよう部位員一同心から祈っております。


ファイト!!!







小林凪沙(4年:人間発達:新潟第一)




引退する前は、「野球をやっていない自分」が全く想像つきませんでした。

しかしいざ引退してみると、呆気ないというか特に何という気持ちもありませんでした。

僕自身、特に4年目はデータなどチームの勝利のためにやることを通して「部活のある生活がきつい」という気持ちを持っていた面もありました。

そんな今、ふとした時に野球をやっている人や野球のニュースを見ると、やはり「野球をやっている人いいな」という気持ちが湧いてくるのです。

特に一生懸命やっている人を見ると輝いて見えます。技術向上に伸び悩んでいるといった内容のSNSを見ても、輝いて見えます。その悩みながらもどうにか前に進もうとしている熱い姿をみて、大学野球をやっていた自分と重ね合わせ、また野球がやりたくなります。

もしかしたら、本気で野球をやっていた自分を見て、誰かもまたそう思っていたのかもしれません。

当時は他からどう見られているかなどあまり気にしていなかったけど「どうにかして上手くなろう、結果を出そう」と足掻いていた自分は、今振り返ると輝いていたのではないかと思います。





半田登和貴(4年:行政政策:一関第一)



まず初めに、コロナ過の中でリーグ戦の開催や部活動の再開に尽力していただいた南東北大学野球連盟の皆様、大学関係者の皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。誠にありがとうございました。

10月24日の最終戦をもって野球の一線から引退しました。野球が大好きな気持ちは持ったまま後悔なく、引退することができて自分は幸せ者だなと思います。

そして、最終戦でチームの順位が確定していない中でスタメンとして起用して貰いました。それを許してくださった首脳陣、選手、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。小学校3年生から野球を始めて13年、野球を始めた時の自分を思うと、ここまで野球を好きになり、大学まで野球を続けているとは思っていませんでした。それもこれまで指導してくださった各カテゴリーの監督やコーチの方々の指導のおかげだと思っています。

そして何より、一番近くで支えてくれた家族。野球に打ち込ませてくれて、野球に集中させてくれて本当にありがとうございました。

最後になりますが、大学の4年間では、誇れるような成績を残すことは出来ませんでしたが、これまで野球を通じて出会わせていただいた、素晴らしい指導者の方々、偉大な先輩方、刺激をもらった同級生、頼もしい後輩たち。この全ての出会い、経験のおかげで僕は野球人として、人として成長させてもらえたことが、僕が野球をやってきた中で一番の最大の誇りであり、一番の財産です。

人に恵まれて、助けられてやってこれた13年間でした。支えて下さった全ての方々、本当にありがとうございました。






野中湧太(4年:人間発達:青森)




こんにちは。福島大学4年野中湧太です。4年生なので定年退職のように引退したので率直に今の気持ちは本当にスッキリしています。やっと終わったな、という待ち遠しい気持ちさえあります。なので、何も思い残すことはありません。4年という長いようで短い月日の中で数えきれないほどたくさんの人にお世話になり、最後まで野球を続けてこれました。感謝しかないです。また、先輩や後輩、同級生にも恵まれ福島大学で楽しく時にはイライラしたり、いざこざがあったりもしながら野球をしてこれました。福大というチームに入れて良かったと思っています。


 こんな私にも大学入学当時には大きな目標が2つありました。1つはベストナインの獲得、もう1つはリーグ戦優勝(神宮出場)でした。1つ目のベストナインは今年の春に獲得することができましたが、まさかという感覚でした。大学に入ってからバッティングで結果が出ない試合が続き打てる要素がゼロだったからです。ベストナインが取れた理由として考えられるのは気持ちぐらいだと思います。優勝が今までで1番近い場所にあり、優勝するためにただただ必死だったからなんじゃないかと感じています。本当に勝ちたい、自分が活躍しなくては勝てないそれくらいの思いでやっていた気がします。今だから言えますが、春の最終戦で負けてあまりの悔しさに涙を流しました。数少ない人しか知らないと思います。感情をひた隠し生きているので見てた人は非常にラッキーです。

まぁ2つ目の優勝はご存知の通り達成できませんでした。優勝のチャンスがあっただけに悔しいですね。野球人生で一度も経験したことのない優勝を経験したいものです。優勝というものは次のステージに達成したいと思います。


 最後に後輩へ。

 最低限のやることをやってあとは、サボったり休んだりするのも大事です。全てにおいて全力で頑張れるのが1番ですが、まず人間には不可能です。ほんとに大事だと思う瞬間だけ頑張るのが1番だと思います。(個人の見解です)練習できるのも能力ですが、休むのも能力です。

 もう一つ伝えるとすれば自分の「当たり前」を増やして欲しいなと思います。自分にとっての「当たり前」は他の人からしたらすごいこともあります。バントを決めること、盗塁を決めること、守備でアウトをとること、声出すこと、色々あると思います。是非やってみてください。

 後輩たちには非常に期待しています。野球以外の部分にも目を向けて、拒まずいろんな意見を取り込むと成長すると思うよ。ガチで。くるもの拒まず精神でやってみ。期待してるよ。


 拙い文章でしたが、読んでくれた方ありがとうございました。私の4年間はこんなもんではないですが、文章を書くのが限界なのでこんなもんでご勘弁ください。最後になりますが、今まで福大を少しでも支えてくださった方、応援してくださった方々ほんとにお世話になりました。ありがとうございました!!これからも何卒、福島大学硬式野球部をよろしくお願いします。






藤沼天(4年:人間発達:千葉敬愛学園)





自分は小中では軟式野球をやってきましたが高校では野球部ではなくバレーボール部に入部しました。大学入学当初は硬式野球部に入るつもりはありませんでしたが、福原先輩に徹夜で説得されて入部に至りました。硬式野球が初めてで最初はめちゃくちゃ下手で練習についていくだけで精一杯でした。そんな自分が4年生になってスタメンで出場できるまでの実力をつけれたのは2つの要因があったと思います。1つ目は学生主体で野球を行なっていることです。福大野球部では選手たちが自分自身で色々と調べて先輩後輩関係なく情報を共有し合う文化がありました。最初自分は無知だったためどんな練習を行っていいのか分かりませんでしたが、この文化のおかげで様々な人からたくさんの情報を教えていただき、練習メニューを自分なりに試行錯誤しながら取り組むことができました。2つ目は、2学年上の学生監督であった長谷先輩に出会えたことです。同じ千葉県出身ということもあり、仲良くさせていただきました。途中辞めたいと思ったこともありましたが、この人に認めてもらいたい、成長した姿を見せたいということがモチベーションになり練習に励むことが出来ました。

福大野球部であったからこそ上達出来たと思います。

また、自分は3学年の時に学生監督を務めさせていただきました。秋リーグ最下位、春リーグ開催中止、コロナで活動ができない、そんな苦しい状況から新チームが始まりました。何もかもが初めてで上手くいかず、後輩たちとも上手くコミュニケーションを取れず、チームをまとめることも出来ず、自分の力不足を実感しました。ただ、自分たちの代では「とにかく勝つチーム」を創ることを目標にしており、優勝することは出来ませんでしたが、秋リーグ4位、春リーグ3位と順位をあげることが出来、「勝つことの嬉しさ」は後輩たちに受け継ぐことが出来たと思います。こんな不甲斐ない監督でしたが、ついてきてくださりありがとうございました!

福大野球部に所属できて最高の大学野球生活を送ることが出来ました!みなさんありがとうございました!








佐藤翔輝(向山ー東北学院)





引退した今の気持ち

引退して、2週間以上が経って、今でもあの時の興奮が頭によぎってきます。福島大学での野球生活は、約1年6カ月と短い間でしたが、非常に濃い時間を過ごすことができました。入部当初、上手くやっていけるか不安なこともありましたが、同学年の支えがあったり、自分を温かく迎えてくれる人たちがいて、楽な気持ちでプレーすることができました。また、野球に対する姿勢や考えなど野球に対しての情熱が強い人たちが多く、自分にとっての刺激にもなり、見習うことも多々ありました。そんなチームメイトたちと一緒に野球ができて、本当に幸せでした。リーグ戦では活躍できませんでしたが、楽しく活動することができました。自分たちの代ではリーグ優勝できませんでしたが、後輩たちが達成すると思います。後輩たちが達成できるように自分も今後は、何かしらの応援していこうと思います。

本当にありがとうございました!








白崎哲平(3年:行政政策:仙台第三)




秋季リーグ戦をもちまして引退いたします。試合を振り返ると、やはりピッチャーを中心として低い点差を守りきるという福大らしい野球だったなと感じています。延長にまで差し掛かり、まだみんなと野球ができるぞ!と嬉しい気持ちになったのを思い出します。最後のヒットは内野安打でした。気持ちいいヒットではありませんでしたが、自分らしくてそれはそれでありなのではないかと思っています。

 自分自身、本当に引退したという実感が湧いておりません。明日の練習では何を意識しようか、左ピッチャーにはどのように対応していけば良いのかなど、ふとした瞬間に野球のことを考えてしまいます。それだけ、自分はこれまで野球に打ち込んできたんだなと改めて感じさせられました。

 小学校2年生から野球を始めて大学3年生まで続けてきましたが、これまでの一瞬一瞬が今の自分を作ってきたのだなと思います。ここまで成長できたのも、一緒に野球をやってきた仲間のおかげだし、ご指導くださった監督、コーチの皆さんのおかげだし、サポート、応援してくれた家族のおかげです。皆さんに心から感謝しています。ありがとうございました。

 今までの経験を生かし、信頼される大人になれるよう勉強を重ね、自分を磨いていきたいと思います。

 応援していただき、ありがとうございました。これからも福島大学硬式野球部をよろしくお願いします。






杉本大誠(3年:経済経営:八戸)




今回、リーグ戦を終えて3年秋で大学野球に幕を下ろしましたが、率直な感想としてこのチームで野球ができて本当に良かったなと思いました。学生主体で学生が監督をやるこのチームは、学生自らが考えて行動に移さなければなりません。首脳陣を中心にチームがひとつになって前に進めたと思います。個人的に、手のひらの豆たちがどんどん綺麗になくなっていくのを見ると、なんだか悲しいですが、打てる喜びや打てない悔しさというのは、やった人にしか体験できないことなので、大学野球をして良かったと思います。努力し続けるということが自分の武器かなと思ったので、これを将来に活かして頑張りたいと思います。就活についてですが、私は公務員になろうと思っています。公務員になろうと思っていたけど、公務員を諦めるという先輩方が多くいた中で、現在野球部で公務員志望の人、これから野球部に入って公務員になろうと思っている人に今回野球部を辞めたという選択が良くも悪くも将来の指標として見せられたらいいのかなと思います。時間は少ないですが、合格のために勉強を頑張っていきます。最後に、福島大学硬式野球部に入って、仲間と出会えて本当に良かったです。これからも一ファンとして応援しています。ありがとうございました。